CORDER(東京都渋谷区、田邊健人社長)は、積算領域に特化したAI(人工知能)・データ活用「積算AIプラットフォーム」を開発した。建設会社ごとに専用の積算AIプラットフォームを構築して、過去の見積もり・積算データを活用できるサービスで、類似案件の検索や概算金額の算出、単価比較、査定業務などを効率化する。建設業界で課題となっている積算業務の属人化や人手不足といった課題に対し、データとAIを活用して業務変革を支援する。
同社はこれまで、数量拾い代行の「積算代行」、積算業務プロセス全般をAIと積算士で代行する「オンライン積算課」で200社以上のゼネコンを支援してきた。その受注経験から、ゼネコン経営層では「利益率の向上」、積算部署では「見積もり精度の向上」「原価の最適化」「業務負荷の削減」が以前にも増して重要視されていると指摘する。
同時に、ゼネコンの多くが積算のAI・データ活用やシステム開発に取り組む中で、業務理解やデータ蓄積が課題になっている状況が判明。例えば、積算のデータベース化を試みても、拠点や担当者で同じ項目でも表記が異なるケースや、データ加工や連携が大きな負荷となることもあるため、活用できるレベルのデータベース化が実現されなかった事例が見られる。
こうした課題に対応するため、新たなプラットフォームを構築した。積算業務プロセスをAIと積算士で代行する「オンライン積算課」の運用を通じて蓄積される物件情報や業者見積もり、見積もり比較、内訳などのデータを活用して、各社の課題に合わせた積算特化型AIをカスタマイズ開発する。担当者に新たな負荷をかけずに、日々の業務の中で自然にデータが蓄積される仕組みを構築し、AIやシステムでは完結できない領域の対策として、人が必要な部分は積算士が伴走対応することで、成果創出まで責任を持つ。
田邊社長は「積算のAI・データ活用で見積もり精度の向上と原価最適化を実現するAIプラットフォームで業界の変革をけん引していきたい」と意気込む。
