国土交通省と都道府県・政令市が入札契約制度の課題などを話し合う2026年度上期ブロック監理課長等会議が、24日の中部ブロックを皮切りに始まる。第3次担い手3法全面施行後初の開催となることから、公共工事での適正な労務費の確保と行き渡りに向けたダンピング(過度な安値受注)対策の実施状況を共有し、取り組みの徹底を働き掛ける。建設現場の熱中症対策やくじ引き対策なども話し合う。8月19日までに全国8ブロックで開く。
議題は▽建設業を巡る最近の動き▽公共工事の円滑な施工確保▽地域建設業の振興と担い手確保--の三つ。
改正法の全面施行を受け、ダンピング対策に重点を置いて議論する。入札金額内訳書で労務費の適正性を確認する労務費ダンピング調査の導入を要請し、公共工事で働く技能者に適正な賃金が行き渡るようにする。
くじ引き対策を新たに議題とする。くじ引き落札の増加は各社の技術力や経営力に基づく競争を損なう恐れがあるため、各団体発注工事でのくじ引きによる契約状況や対策を共有する。
各団体の独自歩掛かりについても引き続き協議する。維持修繕の工種で施工規模に応じた標準歩掛かりを設定したことを踏まえ、対応状況を確認する。
25年度中に全市区町村での実施を申し合わせた週休2日工事は依然として未実施の団体もあることから、早急な実施を改めて呼び掛ける。
熱中症対策では、国交省がまとめた「建設現場における猛暑対策サポートパッケージ」を取り上げ、各団体の取り組みの参考にしてもらう。
開催日程は次のとおり(カッコ内は開催都市)。
▽24日=中部(名古屋市)▽27日=近畿(大阪市)▽29日=北海道・東北(札幌市)▽8月4日=北陸(新潟市)▽6日=九州・沖縄(福岡市)▽7日=関東甲信(さいたま市)▽18日=中国(広島市)▽19日=四国(高松市)。
