弥生時代ののこぎりと見られる鉄製品が福井市の遺跡で見つかった。これまで国内最古とされてきた古墳時代のものより、50-100年以上も古いという◆調査した福井県埋蔵文化財調査センターによると、木器や石材の加工に使われた可能性があるとのこと。長さ4cm程度のわずかな断片が今日の建設にもつながるルーツを伝える◆「建設という営みと建設業という産業とを区別して考える必要がある」。今後の建設業政策を検討するため、国土交通省が立ち上げた有識者検討会の端緒となった提言書にはこうした記述がある。建設は歴史的に普遍の行為である一方、それを担う主体は必ずしも連続しない◆これからも続く営みの中でいまの建設業界に求められるものは何か。その答えを探る道のりが岐路を迎えようとしている。
