日本建設業連合会(押味至一会長)は、社会資本整備や防災・減災、国土強靱化のさらなる推進の必要性を発信し、幅広く共通認識を醸成するためのシンポジウムを9月から11月にかけて、全国3地区で開く。国土交通省の地方整備局長や学識者らを講師に招き、各地区におけるこれからのインフラ整備などを展望する。
2026年度は東北、関西、四国の3地区で開催する。日本経済を支え、国民の安全・安心に寄与するストック効果の高い社会資本整備を中長期的な視点から、戦略的・計画的に推進することの重要性などを訴える。
また、気候変動の影響で激甚化・頻発化している気象災害や、切迫する巨大地震から国民の生命と財産を守るため、防災・減災、国土強靱化やインフラ老朽化対策の重要性を強調。国土強靱化実施中期計画に基づく事業の着実な推進を呼び掛ける。
シンポジウムは防災・減災、国土強靱化、維持管理・更新などの「守り」と、未来のプロジェクト創出などの「攻め」のバランスを取ってテーマを設定。学生など日建連会員以外の幅広い人々に、社会資本整備の重要性を訴求していく。講演の資料や動画は、日建連ホームページにも掲載する。
シンポジウムは日建連各支部が主催し、関係業界団体や地元経済団体、国交省、高速道路会社などが後援する。
開催日と会場は、東北が9月3日に江陽グランドホテル(仙台市)、関西が10月8日にエルセラーン大阪(大阪市)、四国が11月4日にJRホテルクレメント高松(高松市)。東北と四国は午後1時30分、関西は1時20分に開演する。
講演内容と講師は次のとおり(講演テーマは一部仮)。
〈東北〉
▽東北地整における社会資本整備について=小島優東北地方整備局長▽気候変動に備える新たなダム時代=関克己日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)国土・未来プロジェクト研究会委員▽震災復興後の将来の地域発展について=今村文彦東北大副学長・災害科学国際研究所教授。
〈関西〉
▽近畿地整における社会資本整備の取り組み=小林賢太郎近畿地方整備局長▽AI(人工知能)時代の社会資本整備の方向性~デジタルツインからPhysical AIへ=今井龍一法政大デザイン工学部都市環境デザイン工学科教授▽瀬戸内クルーズネットワーク構想=山口和彦JAPIC国土・未来プロジェクト研究会委員。
〈四国〉
▽四国地整における社会資本整備の取り組み=奥田晃久四国地方整備局長▽南海トラフ地震に対する四国の社会資本整備の役割=野本粋浩香川大危機管理先端教育研究センター特命教授▽選ばれる四国、つながる四国~JAPICからの未来創造プロジェクト提言=石崎晶子JAPIC国土・未来プロジェクト研究会委員。
