静岡県は、2034年度までに500haの産業団地を創出する長期目標を掲げている。このうち大規模団地は約350haを確保する方針だ。民間企業が立地検討に必要な情報を収集できるよう全国初となる産業インフラなどの各種情報を集約した「産業団地(GIS)マップ」と、Googleマップ上で手軽に閲覧可能な「産業団地(WEB)マップ」を作成した。
長期見通しによると、計画中、構想中の産業団地は計588.8ha。エリア別の内訳は、西部で240.5ha(大規模団地177.8ha)、中部で223.9ha(同204ha)、東部・伊豆で124.4ha(同90.4ha)。
立地条件ごとでは、IC周辺は菊川・浜松で約153ha、静岡・藤枝岡部で約61ha、沼津・三島で約48haを整備する。沿岸部は遠州灘・浜名湖周辺で約88ha、駿河湾西岸周辺で約163ha。岳南・北駿周辺でも約76haの産業団地を確保する。
現時点で計画中の産業団地は23カ所126.1ha。今後、総合特区制度による規制緩和や地域未来投資促進法を活用した規制の特例を検討するとともに、県独自の支援制度を活用して、市町と連携しながら産業団地開発を促進する。誘致する産業は、県の主な次世代産業である医療、半導体、次世代モビリティーなどを想定する。
24年時点で県の企業立地件数は全国5位で、25年連続で全国5位以内をキープしていた。企業の設備投資意欲が上昇している中、分譲可能な産業団地のストック減少が課題となっている。
