国土交通省は8月31日、2026年度の建設投資見通しを発表した。物価変動の影響を含む名目値は81兆4700億円で25年度見込みと比べ2.9%増加し、現行の算出方法となった15年度以降で初めて80兆円を超えた。実質値ベースは0.9%増の65兆4609億円となっている。
建設投資額の名目値は23年度から70兆円を超えていたが、初めて80兆円台に乗った。ただ実質値とは乖離(かいり)があり、物価上昇の影響が名目値の膨張につながっている。
名目値ベースでは政府投資が0.6%増の26兆6000億円、民間投資が4.1%増の54兆8700億円。
民間投資のうち、住宅建築は1.9%増の18兆0200億円、非住宅建設は6.6%増の22兆2600億円、建築補修(改装・改修)は3.1%増の14兆5900億円。
民間投資は特に非住宅建設で伸びを見込む。内訳は、非住宅建築が8.6%増の12兆3200億円、民間土木が4.1%増の9兆9400億円となっている。
建築・土木別では、建築が3.5%増の52兆9500億円、土木が1.8%増の28兆5200億円。
地域別では関東が29兆9500億円と最も多く、近畿が10兆4500億円、中部が9兆1000億円と続く。
実質値の内訳は、政府投資が1.4%減の21兆4808億円、民間投資が2.0%増の43兆9801億円。建築・土木別では、建築が1.5%増の42兆3916億円、土木が0.2%減の23兆0693億円と推計する。
建設投資見通しは国内の全ての建設活動の出来高ベースの投資額を推計。政府投資、民間住宅投資は政府経済見通しや内閣府年央試算、それ以外は建築着工統計調査、建設総合統計などを基に算定する。15年度から建築補修(改装・改修)投資額を計上している。
