堺市と南海電鉄が計画している南海高野線連続立体交差事業が、2027年から鉄道工事に着手する見通しであることが分かった。直上工法で高架を建設する堺東駅部から着工する見込みだ。
同市によると、堺東駅の一部機能を移転させるため白鷺駅(堺市北区)で進めている準備工事が年内をめどに完了。堺東駅での準備工事も既に始まっていることから、順調に進めば年明け以降に同駅下りホームの改良工事に入る。26年6月末時点での用地買収進捗(しんちょく)率は約25%(面積比)。詳細設計は、中央復建コンサルタンツが担当している。
同事業は、南海高野線の浅香山駅付近(堺区遠里小野町)を起点に、終点の堺東駅付近(堺区榎元町)までの約3.2㎞が対象だ。区間内で除却する踏切の数は10カ所。事業主体は堺市で、鉄道工事を南海電鉄が担当する。
施工は現在の線路の西側に仮線を設置する仮線工法と、現路線の真上に高架を建設する直上工法の2方式で実施する。
工区割は奥村組・鴻池組・前田建設工業・熊谷組JV(第1)、大成建設・戸田建設・森本組・竹中土木JV(第2)、大林組・南海辰村建設・西松建設・淺沼組・佐藤工業JV(第3)、鹿島・錢高組・フジタ・南海辰村建設JV(第4)--の計4工区を予定している。
