京都モダン建築祭実行委員会は10月31日-11月8日、京都市の東山一帯と近傍エリアを対象に「京都モダン建築祭」を開催する。5周年となる今回の特別イベントとして、大正10(1921)年に開催した「東山大茶会」を復活し、建築を見るだけではなく文化と結ばれる「居る」体験を象徴するイベントとして開催する予定だ。近代京都を代表する財界人や文化人が一堂に会し、新たな時代の美を育んだ伝説の茶会を令和の時代に復活するため、クラウドファンディングを実施している。目標金額は200万円とし、10月12日まで募集している。
東山大茶会の会期に、▽〈建築×茶×アート〉人と空間が交差するハレの一日▽〈茶会〉名建築で紡ぐ茶の湯体験▽〈多ジャンル茶会〉自由で多様な喫茶の愉しみ▽〈ガイドツアー〉物語をめぐる回遊企画▽〈特別講演会〉歴史の背景をひもとく--の五つのプログラムを展開する。
これらの企画を実現するため、クラウドファンディングの募集を特設サイト「THE KYOTO Crowdfunding」(運営=京都新聞社)で受け付けている。
建築史家の矢ヶ崎善太郎大阪電気通信大建築・デザイン学部教授は「令和にふさわしい茶会を通じ、伝統に軸足を置きながらこれからの日本を考え、語り合う楽しい場をみんなでつくりたい。建築と庭の伝統には未来を創造する底力があると信じている」と話している。
