東京都世田谷区は、「区立学校のプール施設整備と水泳授業等のあり方」の一部改訂に向けた考え方を取りまとめた。近年の猛暑や小規模な敷地面積で学校改築が求められることなどを考慮し、今後の小学校改築では原則として新たな屋外プールを設置しない方針を示した。複数校でプール施設を共同利用する拠点校や、民間・区営プールを活用する学校を増やし、「1校1プール」から屋内プール活用への転換を加速させる。
この方針により、現在改築基本構想を策定している八幡小学校や深沢小学校でも、自校のプール設置は見送ることとなった。2024年3月に策定した「あり方」では区立小中学校90校のうち30校で自校整備としていたが、その数を6校まで減らす。6校は全て中学校で、整備方針は今後検討する。
同時点で7校だった拠点校は、新たに▽桜丘中学校▽桜木中学校▽駒沢中学校▽東深沢小学校--が加わり全11校となる。これらを活用する共同利用校は、15校から27校まで増加する見込みだ。
民間スポーツクラブ施設や区有施設を利用する学校も、1校から9校まで増える見込みだ。
区は、引き続き検討すべき課題として、費用対効果の検証や、バス送迎の安定的な確保と運営手法の整理、水泳学習の質と量の確保を挙げている。中学校プールの整備方針も検討を進めた上で、今年度中の改訂を目指している。
