全国建設業協会(今井雅則会長)が、47都道府県建設業協会の会員3781社の回答を集計した労働環境整備に関する2026年度アンケートのうち、週休日の実施状況によると、多くの地域建設業がなりわいの主軸とする公共土木の建設現場は、「4週8休」が8割弱に達した。一方、民間建築は約5割にとどまるなど、依然として公共・民間、土木・建築の間で、休日取得の取り組みには差が見られている。
あらかじめの計画となる会社で定めた年間休日を聞いたところ、「101-115日」が44.7%、「116日以上」が36.6%となり、合わせた101日以上が81.3%を占めた。
続いて、実績となる実施状況を調べた結果、現場レベルの4週8休の割合は、公共土木が75.8%で最も高かった。次いで、公共建築が66.9%、民間土木が62.6%、民間建築が50.6%となっている。内勤の事務所は、83.1%だった。
分野別などで進捗(しんちょく)に違いはあるものの、調査を開始した18年度は、現場全体の4週8休がわずか9.2%しかなかったことから、働き方改革の中心的施策である週休2日の取り組みが着実に進展していると言える。26年度の4週8休の割合は過去最高水準という。
また、年間休日数については、公共土木は「116日以上」が41.9%、「101-115日」が38.0%となった。それぞれ民間土木は39.1%、37.3%、公共建築は39.4%、38.0%、民間建築は34.2%、38.3%で、民間建築のみ116日以上が最多層とはならなかった。事務所は、116日以上が58.1%となっている。
一方、建設現場の働き方改革などが、工期に影響を与えているとの意見も一定数ある。働き方改革への対応や人手不足を背景とした工期延伸の状況を尋ねたところ、「5割以上増えている」が9.1%、「2-5割程度増えている」が26.8%、「2割未満増えている」が18.6%となり、合わせて54.5%の企業で工期への影響が表面化していた。「大きな変化なし」は38.2%だった。
工期延伸の要因は、「週休2日制への対応」と「協力会社の確保困難」が同率でトップとなった。次いで、技能労働者の不足、猛暑などによる作業制約、設計変更の増加といった順になっている。
