大阪市は、「橋梁維持管理に係る新技術活用検討業務委託」の公募型プロポーザルを実施した結果、建設技術研究所を優先交渉権者に特定した。同者のほか、大日本ダイヤコンサルタント、中央コンサルタンツ、日本工営とパシフィックコンサルタンツが参加した。
業務内容は、鋼橋の塗装劣化と橋上落下物などの道路異常検知へのAI(人工知能)技術導入検討。塗装劣化へのAI導入については、ドローンが取得した市内18橋程度の点検データに画像解析が可能な加工を施し、検証データを作成する。その上で、劣化状況を把握できるAI技術を選定し、実証実験を行う。その後、運用方針を検討する。
道路異常検知については、新御堂筋線の高架橋への遠隔監視カメラ設置とAI画像解析の運用方法を検討する。カメラとAI技術を選定後、新淀川大橋の南側200mを対象に落下物検知の実証実験を実施し、運用方針を検討する。
委託上限金額は8720万円(税込み)。委託期間は2028年3月31日まで。対象地は同市内一円。
同市は3月、「大阪市橋梁保全更新計画」を改訂した。計画によると物価高騰の影響で橋梁事業費が増加すると試算している。事業費を抑制するため、「新技術活用ガイドライン」を策定し、橋梁点検にドローンを活用している。さらにAIを導入することで、維持管理の高度化・効率化、コスト縮減を狙う。
