最優秀に山下設計/市立中央病院基本設計/三次市 | 建設通信新聞Digital

5月19日 日曜日

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最優秀に山下設計/市立中央病院基本設計/三次市

 広島県三次市は、公募型プロポーザルの手続きを進めていた「市立中央病院建替基本設計業務」の審査結果を公表した。最優秀者には、山下設計を特定した。病室へのアクセスの容易さ、見通しのよい病室配置、安全性の高い病院を目指した提案などが高く評価された。近く契約する。業務委託費は1億6900万円(税込み)を上限とする。優秀者には、内藤建築事務所を選定した。
 業務内容は、建築、電気設備、機械設備、外構工事の基本設計。履行期間は2025年5月31日まで。同業務特定に先立ち、「同病院建替コンストラクションマネジメント(CM)業務」を日建設計コンストラクション・マネジメントに委託しており、基本設計段階でのCMによる総合的な調整管理が行える専門的知識や実績を持つ事業者による支援、実施設計からの設計施工一括発注(DB)に向けた不調・不落対策を目的とした各種支援などを行う。
 計画では、免震構造を採用した8階建て延べ約2万7000㎡(病床数280床)の規模を想定。概算事業費は、250億5000万円を見込み、このうち工事費は193億6000万円と試算している。建設地は同市東酒屋町10531の敷地6万3528㎡内。28年度中の竣工、29年度の開院を目指している。