パシコンを特定/文化ホール・中央図書館長寿命化調査業務/呉市 | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

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パシコンを特定/文化ホール・中央図書館長寿命化調査業務/呉市

 広島県呉市は、公募型プロポーザルの手続きを進めていた「呉市文化ホール・呉市中央図書館長寿命化に向けた調査等業務委託」の審査結果を公表した。優先交渉権者には、パシフィックコンサルタンツを特定した。近く契約する。提案限度額は1500万円(税込み)に設定している。
 業務内容は、劣化度調査(建築部位、電気設備、機械設備、舞台機構設備、舞台照明設備、舞台音響設備、屋外施設)・専門技術者等による劣化診断調査、大規模改修基本計画作成(改修項目の施工時期、施工工程、施工方法、施工手順、仮設計画検討、作業工程等、概算工事費算出)、中長期保全計画作成(基本方針、改修等整備水準、目標使用年数、整備方法と整備内容、整備費用見通し、維持管理項目および手法)。履行期間は11月29日まで。
 文化ホールと中央図書館は、築35年以上が経過し、舞台設備などを含めた施設全体の状況を把握した上で長寿命化を検討することが課題となっていた。今回の調査で諸課題を整理し、効率的かつ効果的な改修計画を策定し、中長期の整備計画を作成することで施設の長寿命化、ライフサイクルコストの縮減、修繕費用の平準化を図る。
 既存施設の概要は、RC・SRC・S造地下2階地上4階建て延べ1万4393㎡の文化ホール、敷地面積4199㎡(1989年9月21日竣工)、RC造地下1階地上5階建て延べ4019㎡の中央図書館、敷地面積2384㎡(86年9月30日竣工)。
 場所は、同市中央3-10-1。