日建設計CMを特定/市立三次中央病院建替/三次市 | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

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日建設計CMを特定/市立三次中央病院建替/三次市

 広島県三次市は、公募型プロポーザルの手続きを進めていた「市立三次中央病院建替コンストラクションマネジメント(CM)業務」の審査結果を公表した。最優秀者には、日建設計コンストラクション・マネジメントを特定した。近く契約する。業務委託費の見積上限は3300万円(税込み)に設定している。優秀賞にはプラスPMが選ばれた。
 審査委員会の講評では、最優秀者に関して、対話型を重視した合意形成、臨時営繕部としての取り組みが技術者が不足している市では有益な提案であり、MCP(医療継続計画)策定支援、地元活用の提案など、事業の課題をよく理解している点を高く評価した。
 業務内容は、基本設計段階でのCMによる総合的な調整管理が行える専門的知識や実績を持つ事業者による支援、実施設計からの設計施工一括発注(DB)に向けた不調・不落対策を目的とした各種支援などを実施する。履行期間は2025年5月31日まで。現在、同病院建替基本設計業務の公募型プロポーザルの手続きも併行して進めており、近く特定する見通し。
 計画では、同市東酒屋町10531の敷地6万3528㎡内に新病院を整備する。規模は8階建て延べ約2万7000㎡(病床数280床)を想定している。概算事業費は約250億円、工事費は約193億円を見込む。29年春の新病院開院を予定している。