5月14日まで参加表明/東芳野荘整備PFI/名古屋市 | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

中部・北陸

5月14日まで参加表明/東芳野荘整備PFI/名古屋市

 名古屋市住宅都市局は24日、WTO対象となる「名古屋市営東芳野荘整備事業」の総合評価一般競争入札を公告した。PFIのBT(建設・譲渡)方式を採用する。5月14日まで参加表明書を受け付け、8月30日に開札する。9月上旬に落札候補者を選定し、12月に契約する。予定価格は26億0800万円(税別)。
 参加資格は、設計、建設、工事監理、用地活用などを担う企業で構成するグループ。設計企業には申請区分「測量・設計」、申請業種「建築設計・監理」の認定を受け、詳細内容「設計」を選択していることなど、建設企業には建築一式工事1100点以上などを求める。
 1969年に建設された市営住宅東芳野荘は、耐震性が低く老朽化しているため建て替える。概要は、新築住宅の設計と建設、既設の解体工事など。付帯事業として、市から取得または借地した余剰地に、民間施設などを整備・運営する。
 事業用地は東区芳野2-7-20の敷地8197㎡。
 新築住宅は▽小家族世帯向け住戸(49戸、専用面積51㎡)▽一般世帯向け住戸(28戸、同63㎡)▽単身世帯向け住戸(20戸、同43㎡)▽身障世帯向け住戸(1戸、同61㎡)▽身障単身者向け住戸(1戸、同51㎡)--の5種99戸を備える。解体する既設はRC一部SRC造9階一部7階建て延べ1万2672㎡で、戸数は258戸。
 12月から29年3月にかけて整備する。活用用地の売買契約は26年12月に結ぶ見通し。
 PFI手法による市営住宅の建て替えと余剰地の有効活用は、市では初めての試み。PFI事業アドバイザリー業務は、地域計画建築研究所・地域経済研究所団体グループが担当した。