神戸市WTO/7月31日に入札公告/王子公園再整備DB | 建設通信新聞Digital

5月21日 火曜日

関西

神戸市WTO/7月31日に入札公告/王子公園再整備DB

 神戸市は、設計施工一括(DB)方式を採用するWTO対象の「王子公園再整備」の実施方針を公表した。7月31日に総合評価一般競争入札を公告する。参加表明書は9月に受け付ける。2025年2月に落札者を決定する。
 参加資格は、施工企業と設計・工事監理企業で構成するグループ。施工担当は、土木一式工事の総合評定値1200点、建築一式工事の同1100点以上。いずれかの企業が14年4月1日以降に観客席2000席以上の屋外体育施設や、総合公園などを施工した実績があること。設計・工事監理担当は、建築設計が1級建築士事務所で、いずれかの企業が14年4月1日以降に駐車台数500台以上の自走式立体駐車場、観客席2000席以上の屋外体育施設を設計した実績があること。土木設計は、14年4月1日以降に総合公園などの設計を履行した実績など。
 同公園(灘区王子町2ほか)を「動物園」「大学」「スポーツ」「緑の広場」「駐車場」の五つのゾーンに分けてDB方式で再整備する。敷地面積は19万1500㎡。整備対象は、動物園ゾーンのメインゲートなど3カ所、スポーツゾーンのスタジアムなど4カ所、緑の広場、立体駐車場2棟など。業務内容は、事前調査、モニタリング、設計、解体撤去工、施工など。アドバイザーはPwCアドバイザリー、オリエンタルコンサルタンツらが担当している。
 24年度中にプールなど既存施設の解体に着手し、順次動物園施設のリニューアルを進める。28年度にはスタジアムの整備に着手する。供用開始は31年度を目指す。