京都府舞鶴市は、(仮称)市立中央図書館の整備に向けて、2024年度中に基本設計を終え、25年度から実施設計に着手する。同年度当初予算には、委託費を要求する考えだ。委託方法は、公募と基本設計者との随意契約の2択で検討中だ。実施設計期間は25年度いっぱいで、26年度から27年度に掛けて施工し、27年度末の開館を目指している。東図書館と西図書館の解体は28年度以降に行う。
中央図書館は、老朽化した東図書館(同市溝尻)と西図書館(同市円満寺)に代わる統合した施設として整備する。社会情勢や市民ニーズの変化に対応する図書館づくりを目指している。駅前広場の整備も併せて行う計画だ。
中央図書館の想定規模は延べ3600㎡。基本設計委託段階の概算事業費は25億1000万円。基本設計は遠藤克彦建築研究所が担当。
寺田大塚小林計画同人が担当した基本計画によると、蔵書数は開架30万冊、閉架20万冊を含む51万4000冊を目標とし、それぞれ140台程度が収容できる駐車場と駐輪場も併設する方針だ。
建設地は同市字伊佐津(JR西舞鶴駅東側隣接地)。図書館用地の面積は約4900㎡。駅前広場用地の面積は2800㎡。用途地域は第2種住居地域。建ぺい率は60%、容積率は200%。