【竹中工務店】米東海岸の住宅開発に出資/26年夏の完成目指す | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

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【竹中工務店】米東海岸の住宅開発に出資/26年夏の完成目指す

完成イメージ

 竹中工務店は、米国マサチューセッツ州ウォータータウン市の住宅開発事業「Elysian Watertown Square(アリシアン・ウォータータウン・スクエア)」に参画する。総戸数137戸の賃貸住宅棟と、歴史的建造物指定を受けた既存建物を改修する5戸の分譲住宅棟からなる、延べ1万8519㎡の住宅開発だ。現在は基礎工事を進めており、2026年夏の完成を目指す。

 同プロジェクトには、ニューヨークを拠点とする開発事業者「OConnor Capital Partners社」をジェネラルパートナーとする住宅開発事業に、リミテッドパートナーとして参画する。住戸、店舗、駐車場で構成する賃貸棟は、地下1階地上5階建て、分譲棟は3階建て。設計はIcon Architecture社、施工はDellbrook社が担当する。同物件は、マサチューセッツ州の建物エネルギー効率に関連する評価制度「Passive House」認証を取得予定だという。

 同市は、ハーバード大学といった世界最高水準の大学や、研究機関が集まる。近年のライフサイエンス産業の高まりを受け、世界的な製薬企業も数多く研究拠点を新設、拡大しており、高度プロフェッショナル人材や学生の人口流入が続いている。今後も堅調な住宅需要が見込めるほか、計画地周辺での新規住宅供給が限定的なことから、竹中工務店はプロジェクトへの出資参画を決めた。

 

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