【松山市・伊予鉄会館を建替え】8階建て複合ビル、28年末完成目指す | 建設通信新聞Digital

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【松山市・伊予鉄会館を建替え】8階建て複合ビル、28年末完成目指す

外観イメージ


 伊予鉄グループは、松山市中心市街地の大街道にある「伊予鉄会館」を建て替える。環境共創型の商業・オフィス複合ビルとして、68年ぶりの建て替えとなる。今後、設計者の選定を進める。2026年春に既存施設の解体工事に着手し、28年末の竣工を目指す。

 新築規模は、S造8階建て延べ約8000㎡。既存施設を2.2倍に拡充する。1階に商業施設が入り、2階以上はオフィスとなる。BCP(事業継続計画)への備えとして、非常用発電機や防災備蓄倉庫を設置し、耐震・防災性能を強化する。超高効率型エアコンやLED照明、調光センサー、断熱・遮熱性能に優れたガラスなど省エネ仕様を積極的に導入する。環境に配慮した設計とし、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Readyの認証取得を目指す。

 現在の伊予鉄会館ビルは、1960年に完成。戦後そのままになっていた一番町駅舎跡地に、当時としては市内で一番の高層ビルとして建設された。規模はS造地下1階地上6階建て延べ約3600㎡。

 屋上には広告塔が設置され、松山で最初の電光掲示によるニュースが流れるなど新名所となった。

 

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