【KAJIMA彫刻コンクール】入選作品12点が決まる 海外8カ国から15点の応募も | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【KAJIMA彫刻コンクール】入選作品12点が決まる 海外8カ国から15点の応募も

 鹿島は、第15回「KAJIMA彫刻コンクール」の第1次審査を終え、模型応募作品総数261点の中から42点の模型作品を選定し、そのうち12点の入選作品を決めた。今後、12人の入選者は制作補助金50万円の支給を受けて2018年2月下旬の第2次審査に向けて実物作品の制作に着手する。
 今回も前回に引き続いてインターネットで作品を募った結果、海外からはイタリア、マレーシア、米国など8カ国合計15点の応募があった。美術評論家1人、彫刻家2人、建築家3人で構成する審査委員会が精査し、12人の入選者を決めた=写真。入選者は30歳代から50歳代にわたり、入選作品はテーマ性や表現が多岐にわたるバラエティーに富んだ内容となった。
 15回目の今回は特別記念開催とし、賞金を増額するとともに通常8点とする入選作品数も12点に増やして選定した。2次審査では金賞1点(賞金300万円)、銀賞1点(同200万円)、銅賞1点(同100万円)、奨励賞1点(同50万円)を選定する。また、過去の入賞作家(招待作家)による特別出品作品の中から「KAJIMA特別賞」を選出し、特に優れた作品は金賞または特別賞にかえて、「KAJIMA大賞」(同400万円)を授与する。
 実物作品12点と模型作品30点は東京都港区の鹿島KIビル・アトリウムで18年3月3日から23日まで一般公開する予定だ。
 入選者と作品名は次のとおり(カッコ内は出身地、敬称略)。
 〈招待作家〉
 ▽齋木慶一(埼玉県)=「BRIDGE」▽ゼロヒガシダ(広島県)=「寂 SABI」▽松田文平(富山県)=「垂直と非垂直」▽前田哲明(東京都)=「Untitled 17-1」
 〈一般応募作家〉
 ▽下角宗範(神奈川県)=「Me」▽西澤利高(岐阜県)=「臍」▽長田堅二郎(大分県)=「Derivation~Grand~」▽里佳孝(兵庫県)=「壁を抜ける蒸気」▽佐野耕平(京都府)=「in wave」▽アビルショウゴ(長崎県)=「フォルム2017」▽下平知明(佐賀県)=「体温」▽原透(東京都)=「切光」

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