初日の開会式で松原和則社長は「優秀な技術・技能の実践と継承は、当社の最大の武器であり、会社を永続的に発展させていくために不可欠な条件でもある。実戦で養われた卓越した技術力を存分に発揮するとともに、国内・海外を問わず、自分より優れた技術・技能をどん欲に吸収し、さらにブラッシュアップすることで、匠の道を極めてもらいたい」とあいさつした。
今回の大会テーマは「魅せる技術と見せる安全、匠の思いでつなげる信頼」。応援や見学を含め、2日間で延べ1000人以上が詰めかけた。
競技大会には、同社とグループ会社から88人、国内ビジネスパートナー企業から41人、中国、香港、シンガポール、インドなどの海外現地法人から33人が出場。実機を使った昇降機の点検・調整や3次元設計などの課題に挑んだ。
各種目の優勝者は次のとおり(敬称略)。
=開発設計=
▽機械設計製図(3D-CAD)=チェン・チャン▽電気設計(ハード)=有澤健太。
=製造=
▽CO2溶接=森綾佑▽機械検査=大塚龍司▽制御装置組立=クオペイ。
=営業=
▽ソリューション営業(新設)=久間里紗子▽同(更新)=花井章悟。
=営業技術=
▽計画設計(3D-CAD)=会田拓崇。
=建設=
▽確認検査準備作業=清水翔太、吉野伸昭▽ホールドア取付作業=長田勲男、山田寛史▽リニューアル新JEモーター交換作業=清水翔太、吉野伸昭。
=品質=
▽エレベーター法定検査作業=梅村健二、角森利雄▽ドラムブレーキ品質確認作業=梅村健二、角森利雄。
=保守=
▽エレベーターホールドア点検(7BM)作業=村尾浩次、石田恭一▽エスカレーター点検(7BM)作業=池田諭史、渡瀬春太▽ブレーキ分解清掃作業=柴田翔平、森野原光輝。
=整備=
▽メインロープソケッティング作業=佐藤郁実、能登拓磨▽エスカレーター減速機(秦川製)交換作業=木村隆朗、唐井貴正。