
東京都は、ミサイル攻撃などを念頭に、緊急一時避難施設よりも機能を強化した「より安全に避難できる施設」の整備を予定する東京都八重洲駐車場で、記者向けの現地説明会を開いた。東京駅などが近く、昼間人口が非常に多いため設置対象に選んだ。今後は駐車場の営業を継続しつつ、2カ年で換気設備や備蓄、開口部の補強などの詳細調査や工事を進める想定だ。
都は、1-2時間程度の一時的な避難先として、「武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律(国民保護法)第148条」に基づき、緊急一時避難施設として、同駐車場を含む4864カ所を指定している。うち地下施設は861カ所。「より安全に避難できる施設」では、緊急一時避難施設より長時間の滞在を目指す。
同駐車場は、中央区京橋1-10-1地先で、八重洲通りの地下2-11mにある。1960年に誕生した。地下2階で構成しており、延べ床面積は約1万3000㎡。運営は東京都道路整備保全公社。
詳細調査業務は今後発注する。都内では、都営地下鉄麻布十番駅に併設されている防災倉庫に次ぐ2例目となる。
3月末には「緊急事態を想定した避難施設(シェルター)の確保に関する基本方針」が閣議決定されるなど、避難施設整備に向けた機運が高まっている。
