2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO2027)協会は、公募を行っていた主要3展示施設の愛称について、テーマ館は「ねっこ」、園芸文化館は「いろはにわ」、屋内出展施設は「はなめぐり」と命名した。施設の特徴を表現していること、日本らしさや独自性があること、親しみやすく覚えやすいことなどをポイントに全国3611件の応募の中から選定した。植物の根っこや伝統園芸の庭、花の循環などを連想させる愛称とし、多くの来場者に親しみやすいイメージを発信する。
テーマ館「ねっこ」では、東日本大震災の津波に耐えた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」の実物の根や植物が音に反応したり、光・匂いを感じたりしている姿を、人間の感覚器官や時間感覚と比較したアニメーション・特殊撮影映像など、誰もが、楽しく、感動を体感できるアート&エンターテインメントな演出で紹介する。植物の知られざる能力と生命同士の複雑で巧妙なつながりを、最新の科学的な知見を基に発信する。
屋外エリアには「未来に残したい植物園」と題して絶滅の危機に直面している植物など、さまざまな植物を紹介する体験型展示を展開。植物ごとに異なる仕掛けの中に設置された2次元コードを来場者がスマートフォンなどの端末で読み取ることで、その植物の置かれている状況やメッセージを受け取れる仕組みを設ける。
園芸文化館「いろはにわ」では、江戸時代から受け継がれてきた日本独自の園芸の美意識と技を実物や体験を提供する。武士や町人といった身分に関係なく、人々が草花や樹木を楽しんだ場所である江戸の植木屋・花屋敷を再現し、江戸時代にタイムスリップしたかのような空間で、季節に応じた37品目の伝統園芸植物を入れ替え展示する。屋内外を巡りながら園芸文化の奥深さを体験できる施設とする。



