【特別講義】建設業の魅力は「家族に誇れる仕事」 日本工学院が降旗氏を招く | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【特別講義】建設業の魅力は「家族に誇れる仕事」 日本工学院が降旗氏を招く

 日本工学院八王子専門学校は11日、東京都八王子市の同校で、土木・造園科の1、2年生約100人を対象に、ハタコンサルタントの降旗達生代表取締役を講師に招き「キャリアデザイン・業界研究」特別講義を行った=写真。この中で降旗氏は「土木は人の暮らしに明かりを灯す仕事」であり「家族に誇れる仕事」だと魅力を語った。
 講義ではまず、「30-40年前は電力の供給不足から頻繁に停電が発生した」ことに触れ、『黒部の太陽』が前職の熊谷組に入社するきっかけとなったことや、「土木が家庭に電気を届け、暮らしに明かりを灯す仕事であると思った」と語ったほか、「私の建設人生」として、同社勤務時代に携わった現場と、そこでのエピソードを披露した。
 続いて、建設業界には職種として、土木工事、建築工事、建築設備工事、プラント工事があること、業種として公務員、電力、ガス、鉄道といったインフラ関連企業、設計会社(建設コンサルタント、建築設計事務所)、建設会社の技術職と技能職があることを示した上で、それぞれの働き方を紹介した。さらに技術者はオーケストラの指揮者、技能者は楽器の演奏者に例え、それぞれの役割とやりがいを説明した。
 さらに、「机の前で学ぶことは限られる」として、読書や映画鑑賞、いろいろな所に旅に出て、いろいろな人と話すことが、今後の人生に役立つと述べた。
合同企業説明会開催
 また同校は、10日から12日まで、卒業期対象の学生を対象に合同企業説明会を開いた。
 説明会には土木・造園、建築、建築設備各社を始め、テクノロジー、IT系企業が1日各120社、3日間で360社が参加した。