【技能五輪】造園部門国際大会出場の杉本涼さんが母校で講演 大舞台への意気込み語る | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【技能五輪】造園部門国際大会出場の杉本涼さんが母校で講演 大舞台への意気込み語る

左から加藤組合長、杉本さん、田村さん

 日本工学院八王子専門学校は27日、同校卒業生の杉本涼さん(鈴木造園)が、第44回技能五輪国際大会(造園部門)に出場することから、土木・造園科の1、2年生を対象にした特別講演会を開いた。会には杉本さんのほか、ペアを組む田村玲治さん(カネマス造園)と、エキスパートを務める八王子造園業組合の加藤輝昭組合長(加藤園代表)が出席した。講演後にはサプライズ企画として、在校生(後輩)、教職員のメッセージ入りの「特製日の丸」が贈られた。
 ことしの技能五輪国際大会は10月14日から19日まで、アラブ首長国連邦のアブダビで開催される。造園部門では、植栽や石積み、木工など幅広い技能が求められる。通常は事前に図面が示されるが、今回は公開されないという。
 在校生からは「図面が出ていない中で、どのようなことを意識しているか」「最初から国際大会出場を目指していたか」などの質問があり、最初の質問に対し杉本さんは「(競技開始前の)朝の15分間でどれだけ図面が読み込めるか。それとその日やることをエキスパートと話し合うこと」を挙げた。
 また、「一昨年、技能五輪にエントリーしたが、その時には負けた。そのリベンジを、という思いでやってきた。国際大会に出場するには、いろいろなことができるようになっておかないといけない」と述べた。

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