【住宅建築賞】金賞は日吉坂事務所の『KITAYON』 まちの更新や新しい暮らしに建築の可能性を表明 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【住宅建築賞】金賞は日吉坂事務所の『KITAYON』 まちの更新や新しい暮らしに建築の可能性を表明

 東京建築士会(近角真一会長)は9日、2018年住宅建築賞の入賞作品4点(うち金賞1点)と奨励賞1点を発表した。このうち、金賞は日吉坂事務所の『KITAYON』が選ばれた。6月7日に開く定時総会の席上で表彰式を行うほか、同20日から7月6日までAGCstudio(東京都中央区)で入賞作品展を開催する。

KITAYON

 昨年に続く「希望のある住宅」のテーマのもと60作品が応募した。乾久美子審査委員長は、「テーマに見合う作品選定はできた。金賞のみならず批評性と施主の暮らしとが高い次元で重なり合う素晴らしい住宅群に出会えた」と総評。金賞の『KITAYON』については、「いまある価値感とは違うテナントのタイポロジーを構築しようとしていること、なりわいと暮らしの新しい関係に建築的な回答を与えようとしたことなどに対して建築家が大きく決断していることに一同納得した。まちの更新や新しい暮らしの可能性を広げることに対して大きな希望の存在を抱かせたことが決め手」とコメントしている。

 入賞作品と概要は次のとおり((1)設計者、カッコ内は所属(2)施工者、敬称略)。
 =金賞=
  ▽KITAYON(東京都)=(1)寶神尚史+太田温子(日吉坂事務所)(2)青。
 =住宅建築賞=
 ▽床と天井(東京都)=(1)河内一泰(河内建築設計事務所)(2)田工房。

床と天井


 ▽谷陰の光(千葉県)=加藤大作+清水純一(UND一級建築士事務所)(2)仲野工務店。

谷陰の光


 ▽稲村の森の家(神奈川県)=(1)藤原徹平(フジワラテッペイアーキテクツラボ)(2)島建設。

稲村の森の家

 =奨励賞=
 ▽酒井邸(東京都)=(1)渡邊大志(早大理工学術院建築学専攻/創造理工学部建築学科)(2)栄伸建設。

酒井邸

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