【子どものまち・いえワークショップ提案コンペ】最優秀は二宮蓮夢さんら(早大)の「坂るた」に!  | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【子どものまち・いえワークショップ提案コンペ】最優秀は二宮蓮夢さんら(早大)の「坂るた」に! 

 日本建築学会は9日、東京都港区の建築会館で第8回子どものまち・いえワークショップ提案コンペの公開審査を実施した。13チームの提案の中から、最優秀には早大人間科学部人間環境学科佐藤研究室の二宮蓮夢さん、広瀬彩夏さん、佐藤理一さん、伊藤和愛さん、遠藤詩歩さん、藤原悠雅さん、松浦琴さん、江藤諒平さん、島影美希さん、川原望さんの「坂るた」が選ばれた。優秀賞は4作品だった。最優秀の提案をもとに、今秋にワークショップを実施する予定だ。

さまざまな視点から坂に新しい名前をつけたかるた

 最優秀の「坂るた」は、坂に着目しながら街歩き・写真撮影を行い、さまざまな視点から坂に新しい名前をつけたかるたを制作。街歩きとかるた遊び全体を通して地域への愛着を促すワークショップとなる。代表の二宮さんは「子どもたちの発想力と地域への愛着を促すような豊かな学びを提供するワークショップにしたい」とした上で、「全国にも展開できれば」と受賞の喜びを語った。

山梨氏から賞状を受け取る早大佐藤研のメンバー

 審査委員長の山梨知彦日建設計常務執行役員は「子どもにとって大事なのは遊びだ。人の行動の諸元は遊びであり、そこから文化が生まれたという説もある。ルールを逸脱した遊びはクリエーティブであり、遊びについてもっと真剣に考えることで提案も先鋭化される」とし、惜しくも最優秀を逃した参加者にも「ファウンディングやスポンサー集めなどを通じてぜひ実現してほしい」と呼び掛けた。
 優秀賞は次のとおり(カッコ内は代表者、敬称略)。
 〈優秀賞〉
 ▽古着でつくる ゆらゆらちょうちんにはいろう!=共立女子大学(川村明日香)▽ひらいてハウス~とびだせBOOK~=同(内田梨華子)▽頭の中の地図をつかってミニとりとんをつくろう!!=同(櫻井明日香)▽街色パレット合わせ まちやいえから色をみつけて、神経衰弱をしよう!=東海大学(横田悟朗)。

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