日本建築学会は9日、東京都港区の建築会館で第8回子どものまち・いえワークショップ提案コンペの公開審査を実施した。13チームの提案の中から、最優秀には早大人間科学部人間環境学科佐藤研究室の二宮蓮夢さん、広瀬彩夏さん、佐藤理一さん、伊藤和愛さん、遠藤詩歩さん、藤原悠雅さん、松浦琴さん、江藤諒平さん、島影美希さん、川原望さんの「坂るた」が選ばれた。優秀賞は4作品だった。最優秀の提案をもとに、今秋にワークショップを実施する予定だ。
審査委員長の山梨知彦日建設計常務執行役員は「子どもにとって大事なのは遊びだ。人の行動の諸元は遊びであり、そこから文化が生まれたという説もある。ルールを逸脱した遊びはクリエーティブであり、遊びについてもっと真剣に考えることで提案も先鋭化される」とし、惜しくも最優秀を逃した参加者にも「ファウンディングやスポンサー集めなどを通じてぜひ実現してほしい」と呼び掛けた。
優秀賞は次のとおり(カッコ内は代表者、敬称略)。
〈優秀賞〉
▽古着でつくる ゆらゆらちょうちんにはいろう!=共立女子大学(川村明日香)▽ひらいてハウス~とびだせBOOK~=同(内田梨華子)▽頭の中の地図をつかってミニとりとんをつくろう!!=同(櫻井明日香)▽街色パレット合わせ まちやいえから色をみつけて、神経衰弱をしよう!=東海大学(横田悟朗)。