【with Dam Night2018】130人の"ダムマニア"集結! 「ダムツーリズム」で魅力発進を | 建設通信新聞Digital

4月24日 水曜日

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【with Dam Night2018】130人の“ダムマニア”集結! 「ダムツーリズム」で魅力発進を

 ダム工学会(田代民治会長)は8日、東京都中央区の月島社会教育会館で「with Dam Night2018」を開いた=写真。シンポジウムを通じて、ダムの魅力を発見・発信する一夜限りのイベントには、約130人の“ダムマニア”が集まった。ダム建設の第一線で活躍する技術者や、ダムマイスターらが登壇して魅力を語った。
 田代会長は「ダム施工は、自然を相手にするところに醍醐味(だいごみ)があり、自然と調和して守りながら築造する。近年の『ダム再生』も、周りの自然を同時に再生する。訪れた時には、そういうところも感じながら見てほしい」と述べた。
 シンポジウムのテーマは「ダムツーリズム」。ダムマイスターでもあるピンクのうさぎさんが、地元滋賀県を紹介。「天川ダムは、陸上自衛隊の敷地内にあり、堤体や設備が防衛省の財産のため、普段見ることができない。電話や手紙などでお願いして、やっと見学許可が出た」などの苦労話を披露、会場は終始笑いに包まれた。
 舛田直樹国土交通省水管理・国土保全局治水課企画専門官は、「治水・利水と地域振興は常にセット。工事中のダム現場は日々変化する魅力がある。これらを観光資源としたダムツーリズムを推進したい」と、使うために賢くつくる重要性を語った。

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