【技能オリンピック】新種目に重機オペ競技! 向井建設が予選会を開催 | 建設通信新聞Digital

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【技能オリンピック】新種目に重機オペ競技! 向井建設が予選会を開催

 向井建設(東京都千代田区、遠藤和彦社長)は17日、東京都江東区の戸田建設南砂工作所跡地で2018年技能オリンピック予選会を開いた。18年前から開催してきた技能オリンピックをことしから最高レベルの技能を競う場として4年に1回の開催に変更した。その間の3年間を若手技能者の育成とオリンピック出場選手を決める予選会と位置付け、競技種目も柔軟に見直していく。今回から新たに油圧ショベルオペレーション競技が加わり、6競技で84選手が日ごろ鍛えた技能を競った。

とび1級競技

 今回の会場は戸田建設から無償で貸与してもらったほか、若手技能者の育成に有意義であるとの評価を受け、「戸田みらい基金」から100万円の助成も受けている。
 開会に当たり遠藤社長は「イベントとして楽しむだけでなく、出場する選手や入職間もない若手技能者にとって技の修練とモチベーションを高め合う絶好の機会としてもらいたい。選手の皆さんは、これまで先輩たちから受けた厳しい指導と自ら磨いてきた技を思う存分発揮し、素晴らしいパフォーマンスを披露してほしい」と激励した。

仮囲い競技

 講評で向井敏雄会長は「自分の技能を再認識し、賞に漏れた人は来年必ず入賞するんだという思いで取り組んでほしい」と要請するとともに、「労働災害を撲滅し、明るく元気に働きやすい作業場をみんなでつくっていこう」と呼び掛けた。

 各競技の優勝は次のとおり(敬称略)。
▽とび1級競技=田中文章(建築直轄施工部鶴見工事事務所)
▽とび2級競技=高梨敦也(建築直轄施工部)
▽仮囲い競技=建築直轄施工部PTグループ(仕田義人、金丸大吾、小笠原昭夫)
▽コロ曳き競技=那須迅人(橋爪建設)
▽玉掛け競技=堤工務店(堤浩二朗、長谷川登、堤嘉寿夫)
▽油圧ショベル・オペレーション競技=上原良太(ヒラノ重機)。

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