【空き家活用】起業家の事業プラン大募集! 7/6に説明会 東京都産業労働局 | 建設通信新聞Digital

4月23日 火曜日

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【空き家活用】起業家の事業プラン大募集! 7/6に説明会 東京都産業労働局

 東京都産業労働局は戸建て住宅を対象に、起業家から「空き家の新たな利活用モデル」となる事業プランを募集する。都は採択した事業プランに、助成金などの支援を実施する。申請期間は9月10日から28日まで、10月の書類審査、11月上旬の面接審査会を経て、11月中旬にも2件程度採択者を決定する。申請に先立ち、7月6日に事業説明会を開く。
 事業プランは、活用する空き家が1年程度使用実績がなく、実施する事業内容が所有者から合意を得ていること、建物と土地の所有者が同一であることが条件。2019年度中に事業プランの実施、20年中に権利関係の確定を見込めることを求める。

※画像はイメージです

 申請資格は法人登記から5年未満の都内中小企業者や都内特定非営利活動法人か、開業届出から5年未満の個人。
 採択された場合、起業家は東京都中小企業新公社の創業助成育成事業の申請を得ることができ、12月上旬の申請を予定している18年度第2回同事業への申請扱いとなり、公社内の審査の一部が免除される。助成対象事業は交付決定日から1年以上最長2年。助成限度額は300万円(下限100万円)で、助成率は3分の2。従業員人件費、賃借料、広告費など創業期に必要な経費の一部が対象となる。
 空き家を提供した所有者には、固定資産税や都市計画税の管理費相当額を補助する。補助期間は採択翌年度から最大3年間で、補助率は1年目が10割、2年目で3分の2、3年目で3分の1。
 また都産業労働局は、起業家から空き家物件の相談対応や、物件を紹介するコーディネーターの採択者7者を決定した。空き家所有者との成約などが成立した場合は、各社の規定に基づき、仲介手数料などが発生する。
 採択者一覧は次のとおり((1)紹介可能エリア(2)相談窓口開設場所)。
 ▽エムアンドエムプランニング=(1)江東区、足立区(2)足立区千住1-23-12、梅田ビル、岡田総合計画内▽小田急不動産=(1)小田急線沿線を中心(2)小田急住まいのプラザ(経堂テラスガーデン)▽タウンキッチン=(1)小金井市近辺を中心とした東京都郊外(2)東小金井事業創造センターKO-TO(小金井市梶野町1-2-36)▽東京急行電鉄=(1)東急線沿線エリアを中心に提携会社の営業エリア(2)住まいと暮らしのコンシェルジュ目黒店(JR東急目黒ビル)、住まいと暮らしのコンシェルジュ二子玉川ライズS・C・店▽プレアデス=(1)八王子市、近隣多摩地域(2)八王子市旭町6-6、ピオスビル▽ミサワホーム不動産=(1)都内全域(2)新宿区西新宿1-22-2、新宿サンエービル▽レオパレス21=(1)東京23区全域・多摩地域一部対応不可(2)中野区本町2-54-11。

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