【下関港の近未来】下関市がウォーターフロント開発計画まとめる 先行B地区事業者10月公募 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【下関港の近未来】下関市がウォーターフロント開発計画まとめる 先行B地区事業者10月公募

 山口県下関市は、あるかぽーとエリアと岬之町エリアを中心とした関門海峡沿いの拠点性を高めるための「下関港ウォーターフロント開発(案)」をまとめた。「Water Front Reborn」を全体コンセプトとし、「最高級な空間の創出」「癒しとにぎわい空間の創出」「体験型空間の創出」の3パターンの事業方針を上げている。A-E地区までの5つのエリアのうち、B地区の事業者公募に10月から着手する意向も示している。
 開発するのは、あるかぽーとエリアのA地区(現アミューズメント施設)約0.8ha、B地区(駐車場および芝生化したふ頭用地)約1.8ha、C地区(あるかぽーと西船だまり)約2.8ha、岬之町エリアのD地区(現コンテナターミナル)約7.3ha、E地区(岬之町船だまり)約8.1ha)。
 民間事業者に対するサウンディング調査結果をもとに、国内外の富裕層を対象とした最高級の空間、観光客をターゲットとした癒しとにぎわい空間、近隣居住者向けの体験型空間の3つの事業方針を上げ、シティホテルや複合体験アミューズメント、簡易型温浴施設、高齢者関係施設など、各地区に設置する施設イメージを盛り込んでいる。
 スケジュールは、先行するB地区の事業者公募を10月上旬から開始し、2019年3月下旬には優先交渉権者を特定する。そのほかA地区については事業用定期借地権を設定し、B地区がオープンする22年度から事業者を公募する。C、D、E地区については他地区の開発状況と足並みをそろえて事業展開を図るとしている。