【ご褒美は現場見学】未来の土木コンテストの優秀賞4人 土木学会 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【ご褒美は現場見学】未来の土木コンテストの優秀賞4人 土木学会

 土木学会(小林潔司会長)は、「未来の土木コンテスト2018」で優秀賞を受賞した子どもたちの副賞として、「東京外かく環状道路本線トンネル(北行)東名北工事」(東京都世田谷区)で現場見学会を開いた。優秀賞受賞者の小中学生4人とゼネコンのエンジニアなど約30人が参加し、大深度地下で進む巨大構造物の迫力を体感した。
NEXCO中日本発注の同工事は、国内最大となる外径16.1mのシールド機が大深度地下を約9.1㎞掘り進む。施工は大林組・西松建設・戸田建設・佐藤工業・錢高組JVが担当している。シールド機は二重カッター方式で使用電力を従来に比べて約3割低減できる。
見学者は2班に分かれて立坑からエレベーターで深さ約60mの地下空間に移動し、約300m掘削が進んでいるトンネル内部を見学した。
参加した女子小学生は「トンネルの現場には初めて来たが、暑い中で複雑な工事を進めていることがすごいと思った」と感想を語ってくれた。また、現場見学は初体験という男子小学生は「みんなでトンネルをつくっている現場は、とても面白かった」と、ものづくりの醍醐味(だいごみ)を感じてくれたようだった。
未来の土木コンテストは、市民と土木技術者がともに未来の社会を考えるというコンセプトで企画し、日本建設業連合会の協力を得て17年度に実施。小学4-6年(当時)の5人のアイデアが優秀賞に選ばれた。