【けんせつ小町】小中学生13人が東京外環本線トンネルを現場見学 セグメント運搬に興味津々 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【けんせつ小町】小中学生13人が東京外環本線トンネルを現場見学 セグメント運搬に興味津々

 日本建設業連合会(山内隆司会長)は23日、東京都世田谷区で施工中の「東京外かく環状道路本線トンネル(南行)東名北工事」でけんせつ小町活躍現場見学会を開いた。小中学生13人と保護者12人の計25人が、鹿島・前田建設工業・三井住友建設・鉄建建設・西武建設JVが施工するシールドトンネル工事の現場を見学した。

シールドトンネル内で記念撮影する参加者

 見学会では、建設業の紹介や現場説明のビデオを観たあと、けんせつ小町である大山真未さんと、鹿島東京土木支店土木部技術グループの西山菜緒さんの案内で、セグメントが立坑内に搬入される様子やシールドトンネルの内部を模した部屋で実際の運転台に表示されている計器の画面などを見た。立坑から施工中のシールドトンネル内にも降り、バッテリーロコがセグメントを運搬する様子も目の当たりにでき、参加者は興味深そうに見学していた。地上のヤードでは、小型のクレーンの運転席に乗って記念撮影した。
 現場事務所での質問タイムでは、「現場にけんせつ小町は何人いるのか」「どれくらいの人が働いているのか」「1日にどれくらい掘れるのか」といった質問が上がり、担当者が丁寧に答えていた。最後に佐藤卓哉所長(鹿島)は「トンネルはとても大きく、シンプルで分かりやすい。将来、みんなが自動車を運転できるようになるころまでには完成しているので、通って思い出してほしい」とあいさつした。
 工事内容は、長さ9155mのシールドトンネル本体工と7762mの床版工、横連絡坑工、地中接合工となっている。
 見学者を案内した西山さんは、建設業の仕事について「実験が面白そうで大学の土木学科に進学した。作業員とものをつくる場にいたかったのでゼネコンを選んだ。いまは協力してものをつくる仕事が実際にできている」と語った。大山さんは「大学の建設学科で、土木の実習で橋をつくった時に、自分でつくるのが楽しくてゼネコンを選んだ。多くの先輩のように少しでも役に立てるようになりたい」とした。

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