【けんせつ小町活躍現場・見学会】内容拡充・ターゲット拡大で応募殺到 リピーター、女子学生増加 | 建設通信新聞Digital

4月19日 金曜日

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【けんせつ小町活躍現場・見学会】内容拡充・ターゲット拡大で応募殺到 リピーター、女子学生増加

 日本建設業連合会(山内隆司会長)が実施する「けんせつ小町活躍現場見学会」が2019年度も盛況だ。23日から始まる前半部分の9現場はそのほとんどが募集定員に達している。これまでの取り組みを踏まえ、内容を拡充してきた結果がターゲットの拡大にもつながっており、女性活躍を外部に発信する重要なツールとなっている。

昨年の見学会の様子

 前半9現場のうち、4現場は募集を始めた当日(6月19日)、2現場は6月中に定員に達した。残る3現場も残りわずか。
 見学先はトンネル、放送局、複合施設、大型多目的ホール、鉄道橋、マンションなど多岐にわたる。測量や建設機械の試乗、現場監督などの体験を計画しており、参加者が建設業の魅力をより身近に感じられる機会を創出する。
 また、参加者には過去の見学会でものづくりに共感したとみられる、リピーターが増加。女子小学生のほか、女子中学生の応募も増えている。
 後半部分の申し込みは日建連ホームページで5日から募集する。土木・建築工事の10現場を対象とするが、熊本、香川、三重県で初めて開催する。
 前・後半合わせ、唯一のダム、野球場建設工事の現場を予定しているほか、工事用エレベーターを使った建築物の屋上からの市街地眺望、建築物の完了検査体験、シールドに使用するトロッコの乗車、左官・測量体験などを実施する。

昨年の見学会でのお仕事体験

 前期と同様に注目の現場が多く、申し込みの殺到が想定される(申し込みは先着順)。
 けんせつ小町活躍現場見学会は夏休み特別企画として、国土交通省の後援を得て15年度から開始。5回目となる今回は19現場を予定。建設業の女性活躍に対する理解促進と、入職を目指す女性の増加などを目的とする。15年度は14現場、16、17年度は各15現場、18年度は17現場で開催した(いずれも実績数)。
 参加資格は女子小中学生とその保護者で、参加費は無料。より多くの児童、生徒らに参加してもらうため「キャンセル待ち登録」も設けている。
 各現場の開催日など詳細は次のとおり((1)開催日(2)施工者(3)定員)。
 〈前半〉
 ▽外かく環状道路本線トンネル(南行)東名北工事(東京都世田谷区)=(1)23日(2)鹿島(3)22人▽NHK新奈良放送会館建設工事(奈良市)=(1)25日(2)奥村組(3)20人▽恵比寿西2丁目複合施設建築工事(東京都渋谷区)=(1)26日(2)東急建設(3)18人▽みなとみらい21中央地区20街区MICE施設建設工事(横浜市)=(1)27日(2)竹中工務店(3)30人▽北陸新幹線、福井下莇生田高架橋工事(福井市)=(1)30日(2)佐藤工業(3)20人▽東京港クルーズ・海の建設現場見学(東京臨港道路南北線建設工事・新海面処分場護岸築造工事)(東京都江東区)=(1)31日(2)五洋建設(3)30人▽西部処理場北系水処理施設築造工事(土木)(神戸市)=(1)8月1日(2)戸田建設(3)20人▽(仮称)海老名駅間マンション計画新築工事(神奈川県海老名市)=(1)2日(2)三井住友建設(3)20人▽(仮称)プラウド堤通雨宮町3計画新築工事(仙台市)=(1)3日(2)日本国土開発(3)10人。
 〈後半〉
 ▽(仮称)福島7丁目ホテル計画(大阪市)=(1)5日(2)鴻池組(3)18人▽立野ダム建設(1期)工事(熊本県南阿蘇村)=(1)6日(2)西松建設(3)20人▽29-新千里東町団地先工区建設工事(大阪府豊中市)=(1)7日(2)青木あすなろ建設(3)30人▽高松赤十字病院新東館(仮称)建築等工事(高松市)=(1)8日(2)大林組(3)20人▽高速横浜環状北西線シールドトンネル(港北行)工事(横浜市)=(1)9日(2)大成建設(3)30人▽赤坂迎賓館前公園施設(仮称)新築(18)建築その他工事(東京都新宿区)=(1)同(2)鉄建建設(3)15人▽29-堺市原池公園[第3期]野球場建設工事(堺市)=(1)20日(2)前田建設工業(3)30人▽トヨタ紡織株式会社体育館建設工事(愛知県刈谷市)=(1)21日(2)清水建設(3)24人▽内径1200粍配水管シールド工事(4期・羽津)(三重県四日市市)=(1)22日(2)安藤ハザマ(3)24人▽(仮称)練馬区北町3丁目賃貸マンション計画(東京都練馬区)=(1)23日(2)飛島建設(3)15人。

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