【2017夏休み特集2】来年のご参考に…建築・建設・土木のイベント記事ご紹介! | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【2017夏休み特集2】来年のご参考に…建築・建設・土木のイベント記事ご紹介!

◆7月25日 けんせつ小町活躍現場見学会@国分寺市東恋ヶ窪1丁目計画新築工事現場
 日本建設業連合会(山内隆司会長)は25日、長谷工コーポレーションが施工する(仮称)国分寺市東恋ヶ窪1丁目計画新築工事で「けんせつ小町活躍現場見学会」を開いた=写真。児童12人とその保護者7人が参加した。
 一行は朝礼に参加してラジオ体操を行った後、工事用エレベーターに乗り、完成した部屋を見学した。仕事体験コーナーでは、職人指導のもと、タイル張りと重機操縦を体験した。子どもからは「(重機は)ボタンがたくさんあって格好良かった」などの声が上がった。一方、保護者は「仕事に男女関係のない時代。自分の娘が建設業で働きたいと言ったら応援したい」といった頼もしい感想も寄せられた。
 長谷工コーポレーションの星野正治所長は、見学会に当たり「工事中の現場なので安全に注意した。足元の段差などゼロにはできないことを前提に、危ない個所は危ないとしっかり表記した」と語った。
 見学会の進行と工事説明を担当した新眞子さんら小町4人は「人と人の仕事でもあり、職人とつくり上げていく楽しみがある」「ものづくりの楽しさを知ってほしい」「まずは建設現場に興味を持ってほしい」など未来の小町にエールを送った。
 見学した施設の規模は、RC造7階建て延べ4万2460㎡。建設地は国分寺市東恋ヶ窪1-280-4。A-I棟の計9棟からなる総戸数494戸の共同住宅。4月に着工し、現在は7階部分の躯体工事を行っている。進捗率は60%に達し、2018年8月の完成を目指している。

◆7月11日 神奈川工業高校が南本牧ふ頭第5ブロック現場を見学

南本牧ふ頭最終処分場を見学した

 神奈川県建設業協会(小俣務会長)は、県内工業高校を対象に11日に開いた「2017年度かながわ建設ガイダンスセミナー」の後、参加した県立神奈川工業高校建設科2年生約80人を対象に現場見学会を行った。廃棄物最終処分場の整備が進む南本牧ふ頭第5ブロックの現場を見学し、起重機船や海上クレーンなどを使う海洋土木工事の醍醐味(だいごみ)を体感した。
 見学会では、横浜市港湾局の金子武志建設保全部建設第二課長が国際コンテナ戦略港湾として整備が進む南本牧ふ頭の概要を紹介した後、東洋建設が施工する「南本牧ふ頭第5ブロック廃棄物最終処分場(仮称)建設工事(その80・上部工)」、五洋建設・大本組JVが施工する「南本牧埋立工事(外周護岸H-1移設その3)」の内容を各社が説明した。
 その後、生徒らは2班に分かれて、福井建設・湘南建設JVが担っている舗装工事、東洋建設が進める遮水護岸工事の2現場を順番に見学した。

◆7月24日 室蘭工業大生が北海道新幹線立岩トンネル工事現場を見学
 日本建設業連合会北海道支部(今憲昭支部長)は24日、鉄道建設・運輸施設整備支援機構が建設を進める北海道新幹線立岩トンネルの工事現場で、市民現場見学会を開いた=写真。室蘭工業大工学部建築社会基盤系学科土木コースの3学年60人が参加し、最新の土木施工技術や工程を学んだ。
 同トンネルは、総延長1万6980mの立岩トンネルのうち、立岩工区5015mをNATMで掘削している。戸田建設・伊藤組土建・新太平洋建設・北海道軌道施設工業JVが2014年3月に着工、現在までに約1000mを掘削済みで、22年12月の完成を予定している。
 工事説明会であいさつに立った木全克夫広報副委員長は「皆さんが学んでいる専門知識が、実際の現場でどのように活用されているのかしっかり見学し、現場のスケールを感じてほしい」と話した。続けて「この見学会が将来の方向性を見つけるための一助となることを期待している」と述べた。
 現場では、戸田JVの担当者から説明を受け、参加した学生は「施工中のトラブルの対応は」「現場での女性職員の数は」など、積極的に質問していた。

◆7月26日 高校生が技研で建設業や都市緑化を学ぶ シミズ・オープン・アカデミー
 清水建設は26日、東京都江東区の技術研究所で高校生を招いたイベント「シミズ・オープン・アカデミー 夏休み高校生セミナー」を開いた。首都圏を中心に1都5県から13人が参加し、社会の中で建設業が果たす役割や未来に向けた建設技術などを学んだ。また先端地震防災研究棟での地震体験で免震や制振といった耐震技術の理解を深めたほか、技術研究所内にあるビオトープで生き物を観察し、都市緑化技術と生物多様性の大切さを学んだ。
 「シミズ・オープン・アカデミー(SOA)」は「ものづくりの楽しさ」や「建設の面白さ・奥深さ」を伝えることを目的に2008年に開講し、講義と施設見学を行うテクニカルツアーや実験施設での体験などのプログラムを提供してきた。12年からはベトナム、シンガポール、インドネシアなど6カ国8大学で出張講義を開催し、SOAの受講者数の累計は4万人を超える。


◆7月26日 新名神高速道路楊梅山高架橋(PC上部工)工事を大阪市立大生らが見学

 プレストレスト・コンクリート建設業協会(PC建協)関西支部は26日、大学生ら16人を招き、現場見学会を開いた。三井住友建設・富士ピー・エス・極東興和JVが大阪府高槻市で建設を進めている「新名神高速道路楊梅山高架橋(PC上部工)工事」の現場が公開された。
 見学に先立ち、毛利俊彦副支部長は「見学する現場は、上下線ともに橋長1㎞を超えるスケールの非常に大きな工事で、実際に体感してもらうのが一番だ。開通して車で走ると一瞬だが、きょうはじっくりと見学し、現場のスケール感や施工の苦労など知ってもらえればと思う」とあいさつした。
 大阪市立大学の学部生7人、院生9人が参加した。工事概要について説明を受けた後、梅野利治楊梅山高架橋作業所長(三井住友建設)らの案内で施工中の橋に上り、現場を見学した。
 新名神高速道路高槻第一JCT~神戸JCT間(延長40.5㎞)の一部で、高槻第一JCTの一部を担う。楊梅山高架橋は上下線ともに長さ1.1㎞を超える長大橋で、橋梁の途中から本線橋とランプ橋に分岐する構造になっている。7月20日時点の進捗率は87.5%で、2018年11月13日の完成を目指す。
 同工事の概要は、楊梅山高架橋(上下線)と高槻第一JCTのB、Cランプ橋の、PC橋上部工工事。
 一部にPC波形鋼板ウェブ箱桁橋を採用し、上り線はPRC12径間連続箱桁橋(長さ1106m)、下り線はPRC11径間連続箱桁橋(1116m)、Bランプ(224.6m)、Cランプ(266m)はともにPRC2径間連続箱桁橋。
 工事場所は大阪府高槻市成合北の町~同市大字原。

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