【2017夏休み特集6】来年のご参考に…建築・建設・土木のイベント記事ご紹介! | 建設通信新聞Digital

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【2017夏休み特集6】来年のご参考に…建築・建設・土木のイベント記事ご紹介!

◆8月3日 けんせつ小町活躍現場見学会@福岡市の桜坂3丁目計画新築工事
 日本建設業連合会は3日、三井住友建設の設計施工で進めている桜坂3丁目計画新築工事の現場で「けんせつ小町活躍現場見学会」を開いた。女子小中学生と保護者ら10家族33人が参加し、現場を見学するとともに、型枠や鉄筋などの仕事を体験した=写真。
 冒頭、あいさつした日建連の北井久美子けんせつ小町部会長は、「建設業は力仕事、男の仕事というイメージがあるが、女性が働きやすい環境は整っている。ものづくりの楽しさや建設業の魅力を感じてほしい」と語った。続いて三井住友建設九州支店の藤田裕二現場所長があいさつした後、3月まで現場で働いていた同社九州支店の城島和貴子さんが工事概要を説明した。
 見学会では、この現場に従事する同社九州支店の進由貴子さんら女性技術者が案内した。児童生徒たちは、職人の指導で型枠と鉄筋、足場、測量の仕事を体験した後、200tクレーンに試乗した。女性技術者たちの話を熱心に聞き、終始笑顔で建設業の仕事を学んだ。
 案内を終えた進さんは児童と話し、「大工ととびに興味があると言ってもらえた」と喜びをかみしめ、将来のけんせつ小町に向けては「昔と違って女性でもきつくない、きれいな職場だと知ってほしい」と語った。
 桜坂3丁目計画新築工事は、RC造18階建ての共同住宅4棟で構成し、総延べ3万5099㎡。住宅322戸。2015年12月に着工し、進捗率は7月末時点で約40%。18年10月30日の完成を予定している。
 建設地は福岡市中央区桜坂3-288-1の敷地1万3672㎡。

◆8月2日 けんせつ小町活躍現場見学会@名古屋
 日本建設業連合会中部支部(掛布勇支部長)は2日、第27回市民学生現場見学会を実施した。女性技術者「けんせつ小町」が活躍する名古屋市内の工事現場2カ所を、小中学生ら30人と保護者24人が見学した。
 参加者ははじめに、大林組が施工するトヨタ学園の「豊田工業大学新キャンパス建設工事」の現場を訪れ、安全帯を着用し屋内工事用高所作業車などを体験した=写真。また、現場事務所で赤木宏行所長から工事概要、坂晃吉広報委員長からけんせつ小町の活躍について説明を受けた。大林組の金児麻美さんは「女性も活躍できる環境がうれしい」と参加者に建設現場の魅力を語った。
 続いて、中部地方整備局愛知国道事務所発注、矢作建設工業が施工する「名二環かの里2高架橋中下部工事」の現場で、齋藤稔人所長と三本木晴香さんから施工手順などの説明を受けた。担当者から鉄筋結束の実技指導、BIMを使用した施工現場全体の様子などを学んだ。

◆8月3日 大成建設の横浜技術センターで施設見学会 52人が参加
 大成建設は3日、横浜市の同技術センターの施設見学会を開き児童・生徒28人を含む52人を受け入れた。見学会は神奈川県魅力ある建設業推進協議会(鈴木祥一会長)が児童・生徒と保護者を対象に主催する「建設ステーションふれあい体験ツアー」の一環で開催したもので、大成建設が同イベントに参画するのは今回が初めて。
 参加者はVR(バーチャルリアリティ)、コンクリートの作り方と強度、津波体験、音響風洞実験棟を見学し、専門の研究員から解説を受けた=写真。圧縮試験機によるコンクリート供試体の破壊や津波発生装置の水しぶきなどを体験した子どもたちからは、「建物の全部を強いコンクリートにしないのはなぜか?」「津波発生装置では何センチの津波までつくれるのか?」など活発な質問が投げかけられた。見学会後には、「津波が起きた時にどうすべきかなど、知らなかったことを知ることができて勉強になった」「コンクリートが壊れるところが見えて楽しかった」といった感想が参加者から寄せられた。

◆7月25日 戸田建設が筑波技術研究所を公開 蓄電池づくりなど体験

 戸田建設は7月25日、茨城県つくば市の筑波技術研究所の施設を公開し、市内を中心とする小中学生62人が見学した。施設見学では「身近な材料で蓄電池を作ろう」「音の不思議体験」「地盤と建物の科学体験」の3テーマを設け、備長炭を使用した蓄電池づくりや騒音の解消技術、地震時の建物の揺れ方などを体験した=写真。
 施設見学会は同市が主催する研究機関の見学イベント「つくばちびっ子博士」の一環で開催したもので、市内にある指定研究機関39カ所が31日まで展示や見学を実施する。

◆8月4日 東急建設が社員の子どもたちに職場見学会
 東急建設は4日、東京都渋谷区の本社で社員の子どもたちを対象とした職場見学会を開いた=写真。親子計45人が参加し、各部署のオフィスや東急建設・大林組JVが施工する「渋谷駅南街区プロジェクト新築工事」の現場を見学。子どもたちは親が勤める会社や建設業への理解を深めた。
 見学会は、親子のコミュニケーション促進やワークライフバランスを尊重する職場風土の醸成、子どもたちの勤労観・職業観を養うことを目的に実施され、今回で4回目を迎える。冒頭、あいさつした成島弘管理本部人事部長は「お父さんやお母さんがかっこよく働いている姿を見てほしい」と呼び掛け、参加した21人の子どもたちに辞令を交付した。
 続いて、東急建設が手掛けた事業や建設業の魅力などについて説明があり、子どもたちはそれぞれの親が働く部署のオフィスに移り、職場を見学するとともに社員との名刺交換を体験した。
 その後の渋谷駅南街区プロジェクト新築工事の現場見学では27階で記念撮影したほか、9階に設けた女性用の休憩スペースなどを見て回った。4階の朝礼広場では同工事の概要について説明を受け、子どもたちは熱心に耳を傾けていた。そのほか、飯塚恒生社長との名刺交換や質疑応答なども行われた。

◆8月3日 長谷工の「リコチャレ」@大阪 ローレルスクエア健都の現場を見学
 長谷工コーポレーションは3日、大阪府摂津市で女子児童・生徒とその保護者を対象とした見学会を開いた。理工チャレンジ(リコチャレ=内閣府と文部科学省、日本経済団体連合会共催)の一環で、同社が施工中の(仮称)ローレルスクエア健都ザ・レジデンスの現場を見学。建物がどのようにつくられていくかを学んだ。
 はじめに現場事務所で建設業の仕事や長谷工コーポレーションの会社概要について説明を受けた後、山本宗一所長ら現場スタッフらの案内で現場に入った。参加者たちは配筋作業の様子や内装工事など、マンションができあがっていく過程を目の当たりにし、驚いていた。
 ローレルスクエア健都ザ・レジデンスは、もと吹田操車場があった北大阪健康医療都市(健都)の一角に開発中の大型住宅プロジェクト。建物はRC造15階建て2棟と同20階建て3棟の5棟構成で、総延べ床面積は約7万3400㎡(824戸)。事業主は近鉄不動産と大和ハウス工業、名鉄不動産。3工区に分けて建設中で、いずれも長谷工コーポレーションが設計施工を担当。工期は1工区が2018年3月、2工区が19年3月、3工区が19年8月まで。建設地は、摂津市千里丘新町701ほか。
 同社は7月26、28日にも東京都内でリコチャレ関連の見学会を開催した。8月22日には同社関西支社で設計業務体験会を開く予定だ。

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