【2017夏休み特集7】来年のご参考に…建築・建設・土木のイベント記事ご紹介! | 建設通信新聞Digital

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【2017夏休み特集7】来年のご参考に…建築・建設・土木のイベント記事ご紹介!

◆8月27日 けんせつ小町活躍現場見学会@渋谷駅南街区プロジェクト新築工事

タイル張りを体験する児童

 日本建設業連合会(山内隆司会長)は27日、東急建設・大林組JVが施工している「渋谷駅南街区プロジェクト新築工事」(東京都渋谷区)の建設現場で、「けんせつ小町活躍現場見学会」を開いた。見学会には小学生ら10人と保護者の計21人が参加し、B-1棟の33階から見える東京のパノラマを楽しんだ。体験コーナーでは、子どもたちが左官、タイル張り、漆喰(しっくい)の置物づくりにチャレンジした。7月21日から全国15現場で開いた見学会は同日に全日程を終えた。
 冒頭、東急建設の内海秀樹常務執行役員渋谷開発支店長は「現在、渋谷駅周辺では100年に1回と言われる再開発が進んでいる。きょうは33階からの景色を眺めるほか、日本で一番すばらしい女性専用の休憩スペースも見学していただく。思い出に残る一日にしてほしい」とあいさつした。
 引き続き、けんせつ小町工事チーム「南街こまち」の小串聖子さん(東急建設)が工事概要などを説明し、現場に移動した。見学したB-1棟の規模はS・SRC造地下4階地上35階建て延べ11万6700㎡。低層に店舗、中層にホテル、高層にオフィスを配置する。
 参加者は、9階のホテルフロアにある女性専用の休憩スペース「南街なでしこルーム」に立ち寄り、実際の客室を先行的に整備した「ホテル先行ルーム」を見学後、高さ155mの33階に移動し、渋谷駅前からの眺望を楽しんだ。その後、26階のオフィスフロアに設置したお仕事体験コーナーで、漆喰でのバラの置物づくり、タイル張り、左官を体験した。
 見学などの終了後、東急建設の藤平豊久渋谷駅南街区プロジェクト新築工事作業所長が「この現場では女性が働きやすい環境づくりに積極的に取り組んでいる。今後はさらに環境整備が進んでいく。参加者が将来、われわれと一緒に仕事をしてもらえたらと思っている」と未来の小町誕生に期待を寄せた。
 現場の案内役を務めた南街こまちのメンバーは「参加した家族がまた来たいと言ってくれてうれしかった」「参加した親も現場の中を実際に見て興味をもってくれたと思う。良い夏の思い出になってくれればうれしい」などと見学会を振り返った。

◆8月24日 大成建設リコチャレ@新国立競技場建設工事現場
 大成建設は24日、内閣府が中心となって推進する「理工チャレンジ(リコチャレ)」の取り組みとして、東京都新宿区の新国立競技場整備事業で「体感しよう~建物をつくる仕事とリケジョin新国立競技場建設工事現場」を開いた=写真。小学4年生から高校3年生までの女子児童・生徒44人が参加した。 
 冒頭、廣作利香副所長が完成イメージムービーや模型などを使って競技場が完成するまでのプロセスを説明した。周辺の自然との調和や日本らしさを表すための木材活用や、現場作業の省力化などを目的としたプレキャストコンクリートの採用など、設計や施工上の工夫を紹介した。
 続いて、末田優子工事主任と大石沙紀設備係がものづくりを仕事にしたいとの思いから建設会社を選んだことや理工系に進んだエピソードを紹介。現場監督の1日を説明し、安全・品質管理の大切さや、多くの関係者が力を合わせて建物をつくる楽しさややりがいを語った。その後、現場で1000tクレーンの大きさなどを体感した。
 参加者からは「理系でなくても活躍できるか」「男性が多い現場で大変ではないか」「海外の現場で活躍する女性について」といった女性の働き方や、「現場で働く人たちが笑顔にあふれているのはなぜなのか」など建設現場での雰囲気に関する質問も寄せられ、活発に意見交換した。

◆8月4日 「お父さん、かっこよかった!」 新菱冷熱子ども参観日2017
 新菱冷熱工業は4日、東京都新宿区の本社で「新菱冷熱子ども参観日2017」を開いた。2011年から開催している恒例イベントで、ことしは3歳児から中学生まで幅広い年齢の子どもたちとその家族、総勢100人が参加した。
 今回は「新菱冷熱の仕事を体験しよう!」をテーマに、空調設備にかかわる営業、設計、技術それぞれの職種を子どもたちが体験した。
 営業体験では、名刺交換やあいさつの仕方などビジネスマナーの基礎を勉強。設計体験では、CADを使った簡単な配管図の作成に挑戦した=写真。技術体験では、 自分で作成した配管図面をもとに、バルブやパイプなどの必要な材料を選定して組み立て、ビー玉を使った試運転なども行った。
 参加した子どもたちからは「仕事をしているお父さんがかっこよかった」「これからも仕事を頑張ってほしいと思った」などの感想が寄せられた。

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