【設計コンペ】神戸市の税関前歩道橋「渡りたくなる歩道橋」 応募予定登録9/20まで  | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【設計コンペ】神戸市の税関前歩道橋「渡りたくなる歩道橋」 応募予定登録9/20まで 

 神戸市は、架け替えを計画している税関前歩道橋の設計者をコンペ(設計競技)で決める。12日にコンペの募集要項説明会を開き、応募予定登録を20日まで、参加表明と1次提案書を10月11日から18日まで企画調整局地域ビジョン部未来都市推進課への郵送か持参で受け付ける。1次提案審査会を10月下旬、2次提案審査会を12月中旬に開き、年内にも最優秀提案者を決める。
 応募資格は市の入札参加資格を持ち、過去10年間に歩道橋かそれに類する構造物の設計実績があることなど。JVでも参加できる。
 1次審査では実施体制や設計実績、デザインコンセプト、橋梁形式などの説明を求め、2次審査では検討を深度化したイメージ図を作成するとともに、歩道橋の安全性や信頼性の評価、概算工事費や施工計画などを考慮した歩道橋の実現性などを問う。

周辺のリニューアルも検討されている税関前歩道橋

 税関前歩道橋(中央区加納町6ほか)は国道2号線とフラワーロードに架けられており、三宮周辺地区と港をつなぐ場所に位置している。市は歩道橋とその周辺のリニューアルを検討しており、斬新でデザイン性、実現性の高い歩道橋の設計を実現するためコンペ方式を採用することになった。
 コンペの最優秀作品提案者を予備設計の委託先として契約するとともに(契約額は2000万円程度を想定)、詳細設計の契約候補者とする。また、1次審査通過者には報奨金として一律30万円を給付する。
 テーマは三宮周辺地区と新港突堤西地区、みなとのもり公園をつなぐ「渡りたくなる歩道橋」。東遊園地やみなとのもり公園に昇降施設を設ける場合は、公園施設の整備を提案することもできる。概算工事費の上限は16億円(税別、撤去費用含む)。

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