竹中工務店と竹中土木は、作業服を26年ぶりに全面改定し、1日から着用を始める。コーポーレートカラーのサブカラーであるグレーを基調としたデザインでグループの一体感の醸成を図るとともに、大型ポケットを設けるなど機能性も強化した。
ブルゾンは竹中工務店がライトグレー、竹中土木がアースベージュで、パンツをダークグレーにした。前立て端部やファスナー部にはコーポレートカラーのワインレッドを差し色として取り入れた。内側にはタブレット端末などを収納できる大型ポケットを備えたほか、フルハーネス型安全帯の着用を考慮し、縦型に加え横型のポケットも設けた。裾の形状はブルゾン型とし、動きやすさを高めた。
通年シャツは夏期の施工管理の着用のため耐久性と通気性を確保した生地を採用。ポロシャツは作業室の事務所内での執務時向けに用意した。
あわせて防寒服やヘルメット、ベルトも一新。防寒服は従来より軽量化しつつ保温性を確保した。ヘルメットはクリアバイザーを採用し、視認性を高めた。
改定作業は2016年3月から着手し、「ステークホルダーからの視点」や「竹中らしさ」を踏まえたデザインの検討から始めた。社員のさまざまな要望を反映したデザインとなった。竹中工務店の保坂佳男総務室総務部副部長総務担当は「学生にもこの作業服を着て働きたいと思えるデザインを目指した」と話した。