米国IR（統合型リゾート）大手のシーザーズ・エンターテインメントの日本法人は、横浜市におけるIR構想案について「Yokohama Art＆Culture Park and Entertainment Resort」とするコンセプトを提案した。市はIRの導入是非の判断に向けて情報提供依頼（RFI）の手続きを進めており、同社を含め12者・グループが調査票を提出した。

　同社は横浜市のほか、RFIを実施した北海道苫小牧市の構想も明らかにしている。また、大阪や東京・お台場なども候補地に具体的な検討を進めている。構想の策定などは日本国内企業が協力した。
　横浜市に提出した構想案は山下ふ頭を候補地に「波」をテーマとする。近接する山下公園沿いの公共空間を拡張し、本来の景観を損なうことなく、最大限活用する。全ての観光客にとって代表的なシンボルとなるよう、中心にはホテル、MICE（国際的な会議・展示会など）施設、家族向けのアトラクション、小売店や飲食店が立ち並ぶ遊歩道を含む、世界最高のIRを開発する計画だ。

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