【無事故施工も高評価】オリコンサルグローバルJV、三井住友建設のタンザニア立体交差事業が完成 | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【無事故施工も高評価】オリコンサルグローバルJV、三井住友建設のタンザニア立体交差事業が完成

 タンザニア国最大の都市ダルエスサラーム市内の慢性的な交通渋滞を解消する、JICA(国際協力機構)の無償資金協力プロジェクト「タザラ交差点改善計画」の開通式が9月27日、ジョン・ポンベ・ジョセフ・マグフリ大統領らが出席して現地で開かれた。オリエンタルコンルタンツグローバル・エイト日本技術開発JVが2010年の協力準備調査から引き続き、詳細設計、入札図書作成を含む施工業者選定補助、施工監理業務を担当。三井住友建設が施工した。

無事故での施工も高く評価されている

 空港と市内を結ぶ幹線道路と、ダルエスサラーム港と近隣の内陸国へ続く幹線道路が交わるため、同市内で最も混雑の激しいタザラ交差点を同国で初めて立体交差化した。これにより交通や物流が円滑化し、タンザニアと周辺地域の経済発展や投資促進につながることが期待されている。

ジョン・マグフリ大統領(前列右から2番目)と吉田雅治在タンザニア日本大使(前列右端)

 概要は、工事延長がニエレレ道路約1200m、マンデラ道路約250m。主橋梁は3径間連続PC箱桁橋で延長310m(155m×2橋)、アプローチ橋梁のホロースラブ橋(連続PC)が同540m(150m+120m×2橋)など。15年12月の着工以来、250万時間・人以上を投入。現在まで無事故を達成しており、日本の技術力に加え、安全管理についても高く評価されている。工期は10月31日まで。供与額は51億9500万円。
 発注者はタンザニア道路公社。総裁の名にちなみ、同交差点は大統領によって「パトリック・ムフガレ フライオーバー」と命名されている。

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