【国内最大規模メタン発酵施設】栗田工業 持続可能なエネルギー利用の実現に貢献 | 建設通信新聞Digital

4月19日 金曜日

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【国内最大規模メタン発酵施設】栗田工業 持続可能なエネルギー利用の実現に貢献

 栗田工業は、富士クリーン(香川県綾川町、馬場一雄社長)の廃棄物中間処理施設敷地内に、持続可能なエネルギー利用の実現に貢献する縦型乾式メタン発酵技術「KURITA DRANCO PROCESS」を採用した国内最大規模の縦型乾式メタン発酵施設を建設、10月から運転を開始した。富士クリーンは年間約1万tのCO2削減効果を見込んでいる。栗田工業はこの実績を踏まえ、「KURITA DRANCO PROCESS」の適用範囲を産業廃棄物処理施設だけでなく一般廃棄物処理施設(ごみ焼却施設)にも拡大することを目指す。

国内最大規模の施設

 同技術は家庭から排出される生ごみや紙ごみ、動植物性残さ、事業系紙ごみに加えて、有機汚泥や産業廃棄物など多様な廃棄物の受け入れが可能だ。国内のごみ焼却施設の半数を占める中小施設でも安定してバイオガスを生成し、従来技術よりも高いレベルでエネルギーを回収でき、湿式メタン発酵技術と比べて2倍以上のバイオガス発生能力があるとしている。

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