【戸田建設・松永建設JV】岩槻人形博物館で現場見学会 児童が鉄筋コンクリートの製作等建設業の魅力を体験 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【戸田建設・松永建設JV】岩槻人形博物館で現場見学会 児童が鉄筋コンクリートの製作等建設業の魅力を体験

 さいたま市発注の岩槻人形博物館整備事業の実施設計と工事を担当する戸田建設・松永建設JVは6日、近隣の小学校2校に通う児童と保護者の計約70人を招いて現場見学会を開いた。博物館を案内して工事の様子や建物の作り方などを説明したほか、建設業の仕事を体験できるイベントを用意し、建設業の魅力をアピールした。
 冨樫宣行所長は「見学会を通じて、建物を作る楽しさを分かってもらいたい。仕事を体験し、建設業はかっこいいなとも思ってもらえたら」と話し、建設業の面白さや魅力が伝わることに期待を寄せた。戸田建設の天笠まやさんは、入社10年目で子どもを3人育てながら働いていることを説明し、「建設業は結婚して子どもを産んだ女性も働くことができる。将来の選択肢の1つとして考えてもらいたい」と呼び掛けた。
 現場内では、発泡ウレタンを吹き付けた壁を触った児童がその感触に驚いた様子を見せた。高所作業車がどれぐらいの高さまで上昇するのかといった質問が出るなど、保護者も普段立ち入ることがない建設現場の様子に関心を示していた。その後、型枠や鉄筋、左官などの職長から作業方法を教わり、児童が鉄筋コンクリートの製作を体験した。バックホウなどの建設機械にも試乗した。
 基本設計先行型設計・施工一括発注方式を採用した岩槻人形博物館の規模は、RC一部S造平屋建て2095㎡。2020年3月のオープンを予定する。基本設計は東畑建築事務所、展示設計は丹青社が担当している。

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