【CIM解決研・勉強会】「CIMの人材教育について」マカロンサーベイ代表取締役・増田敦彦氏が講演 | 建設通信新聞Digital

5月21日 火曜日

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【CIM解決研・勉強会】「CIMの人材教育について」マカロンサーベイ代表取締役・増田敦彦氏が講演

 CIM解決研究会(齊藤学一代表理事)は、2018年の最後となる第44回勉強会を東京都千代田区のニューオータニガーデンコート紀尾井フォーラムで開いた。この日は九州地方におけるBIM/CIM推進の受け皿として研修事業などを展開するマカロンサーベイ代表取締役の増田敦彦氏が「CIMの人材教育について」をテーマに講演した。
 増田氏は、自身も研究員として所属する熊本大学小林一郎研究室のBIM/CIMに関する取り組みや人材育成の重要性に言及。「個人の持つノウハウをオープンにし、積極的に水平展開するべき」と指摘し、小林研究室の卒業生らと開催している土木技術者向け「CIMチャンピオン養成講座」を紹介した。
 続いてCIM解決研究会の福士幹雄氏が年間を通じて取り組んできた実現場における3次元化事例を振り返るとともに、簡易なスマートフォン用VR(仮想現実)ゴーグルを参加者に配布し、わずかなコストで工事関係者が情報共有する技術を体験的に紹介した。
 同勉強会は建設現場の課題解決に役立つ他産業のICT製品などを積極的に紹介してきた。齊藤代表理事は「19年に勉強会は50回を迎える。これからも積極的に現場の困りごとを解決していきたい」と語り、1年を締めくくった。
 次回は19年1月23日に開催する予定で、ブロードバンドセキュリティがITセキュリティーサービスを紹介するとともに、前消防庁長官の青木信之氏が講演する。講演参加費は無料。

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