【戸田建設】全社一斉の総合震災訓練を実施 防災訓練・各部門の役割を確認 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【戸田建設】全社一斉の総合震災訓練を実施 防災訓練・各部門の役割を確認

 戸田建設は、BCP(事業継続計画)に基づく全社一斉の総合震災訓練を実施した。本社、全国各地の事業拠点、グループ会社、協力会社が参加した。
 同社は、2006年7月に大規模地震災害などにおけるBCPを策定。総合震災訓練を通じて実効性を検証し、改善を重ねてきた。14回目となる今回は、就業中の平日午後1時に各地で複数の大規模地震が発生したと想定(首都圏はマグニチュード7.3の都心南部直下地震)。電気、ガス、水道のインフラが停止し、携帯電話や固定電話による通話が殺到して利用できないという過酷な状況で求められる各部門の役割や対応方法を確認した。
 本社、東京支店では、災害担当者だけでなく多くの社員の防災意識と災害対応力の向上を図るため、本社ビル勤務社員約1000人を対象に、同社の一斉帰宅抑制方針に基づく非常食の配給訓練などを実施した。また、役員を対象とした災害対策統括本部訓練では、地震発生から3日程度経過した際に想定される状況を100分程に圧縮したシナリオのもと、対策統括本部に求められる状況判断・意思決定プロセスを確認・強化した。
 今後も定期的に訓練を実施し、課題の抽出と改善を繰り返すことで、事業継続能力の維持・向上を図る方針だ。

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