【JIA】18年度優秀建築選公開審査開催 小堀哲夫氏の作品がJIA日本建築大賞に輝く | 建設通信新聞Digital

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【JIA】18年度優秀建築選公開審査開催 小堀哲夫氏の作品がJIA日本建築大賞に輝く

 日本建築家協会(JIA、六鹿正治会長)は10日、東京都渋谷区の建築家会館で2018年度優秀建築選公開審査を開いた。応募があった195作品の中から、JIA日本建築大賞には小堀哲夫氏(小堀哲夫建築設計事務所)の「NICCA INNOVATION CENTER」が選ばれた。JIA優秀建築賞は浅井裕雄氏と吉田澄代氏(ともに裕建築計画)の「工場に家」となった。
 審査は建築家の相田武文氏(委員長)と淺石優氏、木下庸子氏、建築史家の後藤治氏、編集者の橋本純氏が担当した。
 日華化学(福井市)の研究所となる「NICCA INNOVATION CENTER」は、情報と技術が交わるにぎわいの都市空間“バサール”を計画。多種多様な人々が多目的に利用し、他流試合できる場が新しいイノベーションのあり方を提示した。1階から4階まで続く“大通り”に沿ってガラス張りの実験室と、さまざまな活動を促す吹き抜け空間“コモン”を配置。コモンの2、3階部分は社員のためである一方、1階は訪問者と研究者が自由に実践活動できる場とした。環境面では、北側60度に傾けた平行四辺形のコンクリートスラブで北側採光とし、スラブや壁面には地下水を利用したTABS(サーモス・アクティブ・ビルシステム)空調の冷媒管を打ち込み「光を冷やす」ことを試みた。

小堀氏

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