【日本建築家協会】設計事務所の繁忙度を数値化 2019年中にも調査実施へ | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【日本建築家協会】設計事務所の繁忙度を数値化 2019年中にも調査実施へ

 日本建築家協会(JIA、六鹿正治会長)は14日、東京都渋谷区の建築家会館で初めての国際活動報告会を開催した。この中で国際交流委員の藤沼傑JIA関東甲信越支部長は、JIA-AIA(米国建築家協会)会議で、AIA側から協力要請があった設計事務所の繁忙度を数値化するABI(アーキテクチャー・ビリング・インデックス)について、早ければ2019年中にも調査を実施する考えを示した。
 ABIは、設計事務所の繁忙度を数値化したもので、15年ほど前からAIAが実施。米国では経済の景気先行指数として認知されている。
 藤沼支部長は、昨年6月の会議でAIAからグローバルな指標とするため、協力要請があったことを紹介。国内の設計事務所に対して、四半期ごとに3問程度の繁忙度アンケートを依頼して数値化。情報は全世界でまとめてGABI(グローバル・アーキテクチャー・ビリング・インデックス)として、四半期ごとに発表する計画だ。
 このほか、報告会では、昨年9月に開催されたARCASIA(アルカジア=アジア建築家評議会)東京大会、ASA(タイ王立建築家協会)大会、AIA大会への参加などが報告された。六鹿会長は、6月にバクー(アゼルバイジャン)で初開催されるUIA(世界建築家協会)フォーラムなど、これからの国際活動を示した上で、「建築家として高い水準と品質を保つため、賢くたくましい情報と人脈構築、広報宣伝に努めたい」と結んだ。

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