【ニトリHD】札幌市大通東2丁目土地利用公募プロポで最優秀に 美術館・ホテル核に複合施設を新築 | 建設通信新聞Digital

5月7日 火曜日

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【ニトリHD】札幌市大通東2丁目土地利用公募プロポで最優秀に 美術館・ホテル核に複合施設を新築

 札幌市は、大通東2丁目の土地利用に係わる公募型プロポーザルを実施した結果、ニトリホールディングスを最優秀提案者に決めた。同市中央区市有地の3819㎡を賃借して、美術館、ホテルを核に、観光バス乗降場を備えた面積2万7480㎡の複合施設を新築する。年内をめどに基本計画をまとめ、市と基本協定の締結後、2021年の着工、23年開業を目指す。 施設規模は地下2階地上10階建て延べ2万7480㎡。高さ45mで、1階に観光バス乗降場とツーリストセンター(観光案内)、1―2階は旅をテーマにした情報館、3―4階に美術館、5―10階をホテルとする複合施設を想定している。借地期間は50年で賃借料は年3670万円と設定した。

外観イメージ

 美術館ではニトリ所蔵品だけでなく、世界を巡る絵画の企画展開催を想定している。
 整備・運営では、継続的に地元企業や地域との対話、連携を図るため新組織を設置する方針。また、大通公園西側の札幌市資料館(大通13丁目)や道庁赤レンガなどを考慮した象徴的な景観形成を図るほか、周辺への賑わいを波及させる壁面デザインなどを計画している。
 さらに地下鉄東西線コンコースとの接続により、創成東地区の歩行者との連動性や、一体的な再開発が予定されている大通東1街区との緑地形成、南8西2観光バス待機場の一体運営も掲げる。
 2社からの応募があり、ホテルなどの観光客需要に応え、地元企業と連携して運営することに選定委員会からの評価が集まり、100点満点評価で82.9点と次点に6.8ポイントの差をつけた。
 施設新築の設計者は5月ごろまでに選定し、施工者は基本計画策定後に決め2021年の着工、23年開業を目指す。

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