出展校は、北海道科学大学、北海道大学、室蘭工業大学、北海学園大学、日本大学、九州大学、千葉大学、京都工芸繊維大学、札幌市立大学、北海道芸術デザイン専門学校の10校が参加した。
審査は、五十嵐淳(五十嵐淳建築設計事務所代表)、島田陽(島田陽建築設計事務所代表)、増田信吾(増田信吾+大坪克亘代表)、五十嵐太郎(建築評論家)の4氏が担当。制作者のプレゼンテーションを踏まえて、投票で上位だった作品を中心に、議論を重ねながら評価を固めていった。
表彰式では最優秀、優秀者など審査員から表彰状が贈られた。審査員は学生たちにねぎらいの言葉を贈った後、五十嵐淳氏は「今後も自分自身のやりたいことをかたちにして、建築設計を好きでいてほしい。この中から社会に貢献できる方たちが増えていくことを期待している」とアドバイスした。
最優秀以外の入選作品は、次のとおり(敬称略)。
▽優秀賞=山縣彩「カラフルなグレー」▽同=向山友記「かいわい」▽五十嵐(淳)賞=栗田陽佑「風景のある部屋」▽増田賞=酒井就章「時間旅行路 旧国鉄手宮線と巡る小樽の時間」▽五十嵐(太郎)賞=鳴海舜「社会内包型住宅モデル 熊野家という名の共同体を象る建築」▽島田賞=中山ゆかり「湧水交差点」。