【高校生ものづくりコンテスト】全国大会を2会場で開催 7部門で代表選手らが技術・技能を競う  | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【高校生ものづくりコンテスト】全国大会を2会場で開催 7部門で代表選手らが技術・技能を競う 

 工業高校などでものづくりを学ぶ生徒たちの代表が全国から集まる「ものづくりの甲子園」・第19回高校生ものづくりコンテスト全国大会(全国工業高等学校長協会主催)が16、17の両日、大阪府と兵庫県の各会場でそれぞれ開かれた。種目は「旋盤作業」「自動車整備」「電気工事」「電子回路組立」「化学分析」「木材加工」「測量」の計7部門。全国9ブロック(北海道・東北・関東・北信越・東海・近畿・中国・四国・九州)の地区大会を勝ち抜いた代表選手らが、日ごろ培った技能や技術を競い合った。

秋晴れのもと熱戦
 このうち市立堺高校(堺市)で行われた測量部門には計10校がエントリー。近畿からは県立兵庫工業(神戸市)と、開催地枠で選ばれた市立京都工学院(京都市)が出場した。
 秋晴れの空のもと、3人1組の選手たちは真剣な表情で競技に臨んだ。外業と内業の2つで審査が行われ、その結果、北信越地区代表の県立新発田南(新潟県)チームが優秀、関東地区代表の県立磯子工業(神奈川県)が準優勝、3位には九州地区代表の県立都城工業(宮崎県)が入賞した。

測量部門

大勢に見守られ競技
 大工の腕を競う木材加工部門は、イオンモール伊丹(兵庫県伊丹市)が会場となった。「ものづくりに取り組む生徒たちの姿をより多くの人たちに見てもらう」(運営統括責任者の澤大輔県立篠山産業高教諭)のが狙い。近畿代表の堤明寛君(滋賀県立彦根工業高)と開催地代表の木下航平君(県立兵庫工業)を含む計10人の選手は休日のショッピングを楽しむ大勢のギャラリーにも見守られながら、課題の「四方転び」づくりに取り組んだ。審査の結果、県立津山工業(岡山県)の上原歩美さんが優勝、2位は県立新津工業(新潟県)の板垣幹君、3位には県立春日部工業(埼玉県)の斉藤健人君が入賞した。

木材加工部門

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